先日、プライムデーのときにキャンペーンをしていたので「kindleアンリミテッド」に入会しました。
「kindleアンリミテッド」はアマゾンの電子書籍「キンドル」の中の対象書籍が読み放題になるサービスです。
最初は読みたい本があまりなくて「これは期間終了とともに退会かな」と思って退会の記事まで書きました。
しかし、使っているとどんどん楽しくなっていき、今では毎日読書三昧です(笑
本も読んでいるのですが、今回はおすすめのマンガを紹介していきます。
やれたかも委員会
アメブロを運営するサイバーエージェントのインターネットテレビアプリ「AbemaTV」でドラマ化され、その後、すぐにTBSでドラマ化された原作です。
毎回違う登場人物が、異性と「やれたかも」という思い出を謎の3人の前で語るという作品です。
「やれたかも」という思い出を語るのは男性だけだと思っていたのですが、女性も何人か登場します。
これを読むと「男は夢を見る生き物で、その夢を大事に抱えて生きているんだな」と、ちょっと男としての自分を客観的に捉えることができます。
仲間内でこの本を読んで「やれたかも」の思い出を語れば盛り上がりそうですね。
現在は2巻まで既刊で、2巻まで読むことができます。
特攻の島
太平洋戦争の末期に開発された特攻兵器「回天」に乗り込むことになった主人公の話です。
最初は特攻について「仕方がない」という思いだった主人公が、上官や仲間たちが散っていくなかで精神的に追い詰められていく話です。
話の内容は百田尚樹さんの「永遠の0」に似ています。
戦争の中で特攻していくという作戦がどのようにできて、それに関わった人たちがどんな心情だったのかを表現している作品です。
最後まで読んで単行本の表紙の絵の秘密がわかり「おおっ!!」と鳥肌が立ちました。
全9巻ですべて読むことができます。
海猿
こちらも特攻の島の「佐藤秀峰」さんの作品。
映画が大ヒットした作品ですね。
海上保安庁の仕事をリアルに描いている作品で、読み応えがあります。
少年マンガっぽい熱い展開が続くので、読むのを辞められなくなるかも、、、
全12巻で、すべて読むことができます。
新ブラックジャックによろしく
さらにこちらも「佐藤秀峰」さんの作品。
「新ブラックジャックによろしく」は読み放題で読めますが、なぜか「ブラックジャックによろしく」は読み放題対象ではありません。
しかし、「マンガオンウェブ」という作者が運営しているサイトで無料で読むことができます。
全9巻で、すべて読むことができます。
マンガでわかるシリーズ太平洋戦争
太平洋戦争って一番最近の日本の戦争のはずなのに、学校ではあまり詳しく勉強しないですよね。
なぜなんでしょう??
というわけで、マンガでサクッとわかるのがこの本です。
当時の資料などが出てきて、太平洋戦争を時系列に学ぶことができます。
マンガで読んで、興味があればより詳しい書籍を読むのが効率の良い勉強法らしいですよ。
刑務所いたけど何か質問ある?
ホリエモンの獄中記です。
「刑務所なう」「刑務所わず」という2冊の獄中記を1冊のマンガにまとめています。
2冊別々に活字の本を読むよりは、このマンガを一冊読んで、興味があれば活字本を読んだ方が効率が良いと思います。
これを読むとホリエモンの情報発信のうまさがわかります。
「刑務所入るとホリエモンでも一般の人と同じようになるんだな〜」と感じながら、刑務所にいながら本を出版しているという現実に凄さを感じました。
獄中記として読んでも面白いのに、主人公がホリエモンなので文句なしで面白いです。
ムショ医
女性刑務所に勤務する女医さんのお話です。
女性刑務所の中の人間関係、刑務所内での医者の仕事が描かれています。
女性服役者たちがどうして刑務所に入ったか?という理由は読んでいて辛くなります。
ホリエモンも書いていましたが、刑務所に入る人の多くは普通の人なので、その人達が出所してからどのように社会に馴染んでいくかというのは大きな問題ですね。
全6巻で、すべて読むことができます。
南国トムソーヤ
東京の小学生が沖縄の離島に転校して現地の人と交流していく話です。
沖縄離島の小ネタ満載で、ゆるい雰囲気を見ていると行きたくなります。
途中からリゾート開発や考古学の話、洞窟探検などが出てきて、シリアスな場面もあって飽きないストーリ展開です。
全3巻で、すべて読むことができます。
出てくるキャラクターに悪い人がいなくて、読み終わったあともスッキリした気持ちになれる、さわやかな作品です。
少年の友情モノっていいですね!
話が3冊でうまくまとまっていて、何も予定がない週末の夜に一気に読むのがおすすめです。
霊能者と事故物件を視てきました
作者が霊能者といっしょに不動産の「事故物件」を視察しにいく話です。
除霊付きの不動産屋というのが途中で出てきますが、そんな商売もあるんだな〜と感心しました。
全1巻なので、1時間半くらいでサクッと読めます。
暇な移動時間などにおすすめ。
家に帰ると妻が死んだふりをしています。
映画化で話題になった作品です。
もともとは「ヤフー知恵袋」に寄せられた質問が元で、その後、ブログになったものを書籍化したものです。
旦那さんが家に帰宅すると妻が死んだフリをしているという話ですが、どんどんエスカレートして、凝った「死んだふり」をしていく奥さんが可愛らしくて笑えます。
コミュニケーションが苦手な人なんだな〜って。
相手を理解しようと、相手のことを考えて二人で夫婦仲良く暮らしていく姿にほっこりさせられる作品です。
マンガとエッセイが混ざったような本で、途中には文章だけのページもあります。
4巻まで出ていて1巻だけしか読めませんが、特に話に繋がりがあるわけではないので、1巻だけで一応完結していて楽しめます。
1時間くらいでサクッと読めます。
夫婦関係にもやもやを抱えている人におすすめの本です。
殺し屋1
元いじめっ子の殺し屋「いち」が、はぐれヤクザに雇われて新宿のヤクザの組長を殺すところから話が始まります。
この先どうなっていくのかわからない展開で続きが気になるのですが、殺人や拷問の描写が多くて今のところ途中で読むのを辞めています。
ストーリーは面白くて気になるんですけどね、、、
描写がちょっと過激でキツいです。
全10巻で、すべて読むことができます。
娘が不登校になりました。
マンガ家でシングルマザーの「娘」が中学のときに不登校になる話。
自分の子供には関係ないと思っていても、子供のことはどうなるのかわからないということがわかりました。
自分の二人の息子を育児中なので、勉強になりました。
効率の学校や組織って困ったときにぜんぜん役に立たないんですね。
育児中のパパ、ママにおすすめです。
全1巻で1時間くらいで、サクッと読めます。
マンガで読む名作 聖書〜福音書の世界〜
キリスト誕生前から、キリストの布教活動、そして最後の晩餐から死刑、3日後の復活までを描いたマンガです。
30分くらいで読める内容で、聖書の流れがなんとなく頭に入ります。
イエスのとっさに出てくる受け答えが素晴らしく、この人はディベートの天才だったんでしょう。
もともとは無法の状態から規律を作った教えが、単なる法律の山になった世の中で、もう一度教えを人々の生活にあったものに解釈しなおすキリストはただただすごいです。
キリスト教について概要が知りたいなら、この一冊でなんとなくわかった気になれます。
ちなみに「エヴァンゲリオン」ってギリシャ語で「福音」という意味で、「福音」って「良い知らせ」という意味なんですね。
知らなかった。
我が名はネロ
「機動戦士ガンダム」の安彦良和さんが描いたローマ帝国
「坊や」「ぶたれたことがない」などのセリフが出てくると、ちょっとガンダムを思い出してしまいます。
物語はネロが皇帝になるところから始まり、ネロの最期まで。
人間っぽい心の弱さと育った境遇から「ぼうや」が「暴君」になっていく様子を描いていて、全2巻ですがとても読み応えがあります。
1冊45分ほどで読むことができます。
12使徒のペトロや初代ローマ教皇のパウロなども出てきて、キリスト教がローマで広がっていく最初が描かれています。
ナニワ金融道
最初は絵が下手で、登場人物の名前も変なものが多くて苦手でしたが、ストーリーのうまさに引き込まれました。
だんだん読んでいくと、絵の下手さが良い味のある絵に見えてくるから不思議です。
絵が苦手だからと読まず嫌いは辞めて、一度読んで見ることをおすすめする作品です。
ストーリーとしては、金融の営業マンになった灰原が金融マンとして貸金業界で活躍していく話です。
とはいえ、一般的な銀行と違う昔あった「街金」の世界。
法律のスレスレ、たまにアウトのところを攻めていく裏のビジネスの世界をわかりやすく描いてくれた作品です。
社会人になる前に読んだのですが、就職したのが不動産業界だったので、こういうグレーな世界を知っておいて勉強になりました。
まあ、普通に生活していればなかなかこういう人たちと関わることはありませんが、普通の人でも一歩間違うと借金を背負ってこういう世界に関わってしまうということがわかる作品です。
限界集落(ギリギリ)温泉
伊豆にある廃墟寸前の温泉旅館にとあるゲームプロデューサーが居候することになります。
そして、次はコスプレアイドルも迷い込んで。
アイドル目当てがオタクが温泉旅館に来たことによって、温泉旅館に活気が戻り始め、それをきっかけに旅館再生から町おこしにまで広げていくお話。
作者の出身地である伊豆の下田が舞台になっていて、伊豆の景色、文化の描写や登場人物の方言がとてもリアルに感じられます。
主人公がアイデアと行動と言葉だけで人々を巻き込んでいくスピード感は、わくわくしてきます。
悪役である老舗旅館の大旦那の顔の絵に妙に力がこもっていて、迫力があって怖いです。
とはいえ、本当に悪い登場人物はいなくて、最終的にはハッピーエンドになるので、読了感はさわやかです。
自分の生まれ故郷はどうなるのかな〜なんて考えさせられる作品でした。
全4巻でうまくまとまっているので、3時間くらいで読める作品です。
ナナのリテラシー
主人公の女子高生が天才経営コンサルタントのところにインターンで行き、仕事を学ぶというお話です。
漫画家や出版業界、ゲーム業界の現状の問題点、裏側の葛藤、未来への展望が上手に描かれています。
一番おもしろいのは1巻の電子書籍の話。
ここでは作者の「鈴木みそ」が「鈴木みそ吉」という名前で登場し、自分のマンガを電子書籍で出版して成功するまでの話が描かれています。
さきほど紹介した「限界集落(ギリギリ)温泉」がモデルになっているようで、印税のパーセントの数字や、権利に関する出版社とのやり取りがとてもリアルです。
もっといろんな業界を切り込んでいってほしかったのですが、全3巻で終わってしまったのは残念です。
1巻だけでも面白いので、おすすめします。
東京都北区赤羽
漫画家清野とおるが住んでいる街「東京都北区赤羽」での日常や出会った人びと、街の様子について書かれたエッセイマンガ。
「山田孝之主演でドラマ化されたということで、名前を知っていたから読んでみた」という始まりでしたが、読んでみると超絶面白い!
赤羽の街で、空想で考えたマンガのキャラクターを超えてくる、強烈なキャラを持った実在の人々が次々登場し、戦慄を覚えるとともに、爆笑してしまいました。
個人的に好きなのは「居酒屋ちから」のマスターと、「ペイティ」さん。
自分なら二人とも近くにいても絶対に関わりたくないと思いますが、そういう心理的なハードルを乗り越えて、二人の魅力を引き出してくれた作者に感謝です。
なんとなく日本の社会全体が「ふつう」を強いるようになって、ふつうとは思われない人に出会う機会が減りましたが、赤羽はそんな人を受け入れて、楽しんでいるような度量のある街だとわかりました。
このマンガを読むと赤羽に飲みに行きたくなります。
全8巻なので、さくっと読めないボリュームですが、スマホでちょっとした時間に少しずつ読んでいくのに最適なマンガです。
東京に住んでいたら、読後、必ず赤羽に行ってしまうと思います。
とりあえずここまでですが、読んでいて面白かったと思うものがあれば随時追加していきますので、このページをブックマークしておくと良いですよ。
「kindleアンリミテッド」の対象作品は定期的に変わっていき、読み放題だったものが読めなくなることもあるので、気になったものは早めに読むことをおすすめします。