最近ドラゴンボールを読み返しているのですが、ピッコロさんって実は完璧なパパですね。
悟飯がたくましい良い子に育ったのは完全にピッコロさんのおかげだと思うので、その理由を紹介します。
まずはやらせてみる
ピッコロと悟飯との出会いはラディッツ戦の後。
ラディッツとの戦いで死んでしまった悟空の代わりに、サイヤ人襲来に備えてピッコロが悟飯を鍛えることになりました。
最初に悟飯に課した課題は「サバイバル」。
恐竜のいるような荒野に連れていって悟飯を放置します。
一見残酷なことをしているようですが、実はピッコロさんちゃんと悟飯を影で見守っていました。
そのうち悟飯は恐竜に襲われてしまいます。
悟飯は隠された力を開放し恐竜の攻撃を避けて岩山の上にジャンプ。
しかし、今度は降りれなくなります。
夜になりひもじい思いをしている悟飯にピッコロさんはこっそりリンゴを渡します。
「可愛い子には旅をさせよ」みたいに悟飯に大変なことをやらせますが、しっかりサポートしているのがえらい。
なんでも先回りしてやってあげていると、子供が自分でやる機会がなくなってしまいますからね。
「まずはやらせてみる」。
「そして大事にならないように常にサポート」ってピッコロさん、育児完璧です。
このときはピンチになっても潜在能力でなんとかなるところまで確認してからピッコロさんは完全に放置しました。
結果的に悟飯はたくましくなったのでピッコロさんさすがです。
大事な場面にチャンスを与える
子供が「やりたい!」って言っても大切な場面ってなかなか任せづらいですよね。
例えば、後一個しかない卵で料理をするときに子供が「割りたい!」って言ってもミスできない状況の場合は大人がやってしまいがち。
しかし、ピッコロさんは違いました。
ナッパの圧倒的なパワーに押されて手も足も出ないときに、ピッコロさんは攻撃の瞬間にスキができることに気が付きました。
そこで、クリリン、ピッコロさん、悟飯の3人でナッパを攻撃する作戦にでました。
クリリンが陽動して、ピッコロさんが一撃、そして悟飯にはトドメの一発を撃つという大役を任せました。
結果は悟飯がビビってしまい攻撃は失敗。
失敗してもピッコロさんは悟飯を攻めませんでした。
大切な場面でも子供に役を任せる、そして失敗しても怒らないというのは素晴らしいです。
だから悟飯は失敗を恐れず何でもチャレンジする子になったんですね。
最後の最後は身を挺して守る
ドラゴンボール屈指の名シーン「ナッパの攻撃から身を挺して悟飯を守るピッコロ」。
あれは泣けますね。
本当に子供に危機が迫ったら自分の命をかけて身を挺して守るなんて本当に父親の鏡です。
まあ、父親ではないですが。
子供の遊びにつきあってあげる
魔人ブウ編では悟天とトランクスの子守になったピッコロさん。
フュージョンしたゴテンクスがママさんバレーっぽい技を出したときにノッてあげていたピッコロさんがいましたね。
恥ずかしいけど子供の遊びにちゃんとつきあってあげるピッコロさんって素晴らしい。
常に一番冷静に状況把握
多分ドラゴンボールの世界で一番冷静な人はピッコロさんなんじゃないでしょうか?
頭が良くて冷静で、悟空やベジータと違って調子に乗らないで、常にみんなの安全を考えてくれている。
世界を滅ぼそうとしていたピッコロ大魔王はどこに行っちゃったんでしょうか?
子供と出かけたときにトラブルに合うときもあるかもしれません。
そんなとき父親は常に冷静に状況を把握して、子供のために最善の行動を取らなければいけないのですが、ピッコロさんはできています。
さすがピッコロさん
ここまで書いていて改めてピッコロさんは悟空よりも父親に向いているんだと思いました。
クリリンも良いパパっぽいですが、やっぱり頼りがいとかっこよさはピッコロさんの勝ちですね。
まあ、半分神様というのはちょっとずるいですが(笑