書評(絵本)

仕事と人生について考えさせられる絵本『ぐるんぱのようちえん』

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子供に絵本を読んであげていると「これって大人でも学ぶところがあるな」と思う絵本に出会うことがありませんか?

今回紹介する絵本「ぐるんぱのようちえん」は、仕事と人生について大人が読んでも勉強になる内容でした。

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絵本「ぐるんぱのようちえん」

基本情報

  • タイトル ぐるんぱのようちえん
  • 作  西内みなみ
  • 絵  堀内誠一
  • 福音館書店
  • 読んであげるなら 4歳〜
  • 自分で読むなら 小学校初級〜

 

「ぐるんぱのようちえん」のあらすじ

主人公はぞうの「ぐるんぱ」。

ずっと1人でいたので体は臭いし、さみしくてときどき泣いています。

そこで、ジャングルで会議が開催され、大きくなってもぶらぶらしているぐるんぱを働きに出すことになりました。

みんなに体を洗ってもらい、ぐるんぱはすっかりきれいになりました。

さっそくビスケット屋さんに働きにいくのですが、大きすぎて高すぎるビスケットを作ってしまって失敗。

次はお皿作りにいくのですが、そこでも大きい過ぎるものを作って失敗。

どこに行ってもぐるんぱの作るものは大きすぎて失敗ばかりでした。

しかし、最後にぐるんぱは自分の特技を活かした仕事を見つけ、みんなに喜んでもらうことができました。

 

自分の得意、不得意を知る

ぐるんぱはついつい大きすぎるものを作って失敗してしまいます。

大きすぎるビスケット、大きすぎるお皿、大きすぎる靴、大きすぎる車。

ぐるんぱはちょうど良い大きさに物を作るのは苦手なようです。

しかし、最後には子供を楽しませる特技を見つけて幼稚園を作りました。

自分の不得意なものは諦めて、それでもいろいろと挑戦したからこそ、自分の得意な物が見つかりました。

一つで失敗して諦めては、自分の可能性を探すことはできませんが、諦めずに何事にもチャレンジすればいつか道が開けるということです。

 

経験はいつか役に経つ

作ったものがいつも大きすぎて失敗してしまったぐるんぱ。

しかし、その大きすぎたものが最後には役に立ちました。

大きなビスケットは小さくちぎって子供に与え、大きなお皿はプールに。

大きな靴と大きな車は子供たちが遊ぶ遊具になりました。

ぐるんぱは幼稚園を作るまでの仕事では失敗していましたが、その失敗も決して無駄ではなく、最終的に幼稚園で役に立ちました。

それまでの仕事の結果は「失敗」でしたが、その経験はどこかで役に立つかもしれない。

いつか経験が役に立つかもしれないなら、とにかくいろいろやってみることが大切だということを気が付かせてくれた作品です。

 

子供のキャリア教育に役に立つ

子供の夢というと「サッカー選手になりたい」「ケーキ屋になりたい」など、一つのことを決めさせる場合がほとんどですが、「〇〇と〇〇になりたい」などと2つの夢があっても良いのではないかと思います。

最近はサラリーマンをしながら、副業でサラリーマンの給料よりも稼ぐ人もいますし、一つの仕事に固執する時代ではないのかもしれません。

子供の夢も一つに絞らせないで、気になること、やりたいことにどんどん挑戦するような人になったほうが、不確定な未来を生き抜くためには必要なのかもしれませんね。

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