書評(絵本)

回転寿司に行くときに読みたい絵本『まわるおすし』長谷川義史

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子供は回転寿司が好きですよね。

週末になると近所の回転寿司はどこも混雑しています。

回転寿司に関係する絵本を読めばもっと楽しめるのではないかと思っていたところ、見つけたのが「まわるおすし」でした。

「いまどきこんな人いないでしょ」と思うくらい回転寿司を真剣に食べる一家のお話です。

絵本『まわるすし』

基本情報

  • 文 絵 長谷川義史
  • ブロンズ新社

 

『まわるすし』のあらすじ

話は月に一度のお父さんの給料日に回転寿司に行くところから始まります。

みんな気合十分で、子どもたちが慌てないようにお父さんが注意します。

この回転寿司はお皿の色によって金額が違うお店です。

この家では「回転寿司用のサイン」があって、お父さんは「みどりいろのお皿(安い)から狙っていけ」というサインを出します。

その後、だんだんと高いお皿に移行していき、最後は「どんなお皿でも取って良い」のサインが出ました。

最後にどのネタを食べるのでしょうか!

 

無駄に緊張感のある文章(笑

この家族の回転寿司にかける気合の入れ方がすごくて、子供に読み聞かせているときもついつい力が入ったしゃべりになってしまいます。

安いお皿からだんだんと高いお皿に移行していくストーリーは、無駄に緊張感が高まります。

気がつくと子供に「この寿司は高いんだぞ!」とプレッシャーをかけながら読んでいました。

現在は100円で好きなネタが食べられる回転寿司の店舗がたくさんあるので、こういった緊張感を感じる瞬間は減りましたが、ネタによって金額が違うお店だと緊張するのかもしれませんね。

安いお皿から食べていくのが良いのか、先に一番美味しい高いお皿から食べていくのがいいのかは永遠の謎です。

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