この本は以前サラリーマンをしていたときに「史上最高のセミナー」という題名とアメリカの著名な成功者たちがラジオ番組で語った成功の秘訣が1冊の本に凝縮されているというコンセプトに惹かれて即決で購入しました。
あの有名な「金持ち父さん、貧乏父さん」をロバート・キヨサキと一緒に書いたというシャロン・レクターも参加しているということでワクワクしてました。
この本で成功の秘訣を紹介してくれているのは、
「世界No1メンター」ジム・ローン
「こころのチキンスープ」マーク・ビクター・ハンセン
「チョコチップクッキーの王様」ウォリー・”フェイマス”・エイモス
「こころのチキンスープ」ジャック・キャンフィールド
「実践!億万長者入門」ロバート・アレン
「金持ち父さん貧乏父さん」シャロン・レクター
「E神話」マイケル・ガーバー
「1-800フラワーズドットコムCEO」ジム・マッキャン
「ゲリラ・マーケティング」ジェイ・コンラッド・レビンソン
というアメリカでは著名な成功者たちです。正直僕はロバート・アレンとシャロン・レクターの名前くらいしか知らなかったのですが、その2人と同じように並んでいる人たちなるみんなすごい人に違いないと思い読み始めました。
しかし、一番最初のジム・ローンの章で眠たくなってなかなか先に読み進むことが出来ません。
結局、買ってから何年も本棚で放置され、本屋では文庫版も発売されたりしてました。
その間に、仕事を辞め自分で仕事を始めてたまたま時間が空いたときに続きを読み始めたのですが、当時つまらなかった本がウソのように頭に入ってきます。
読みながら付箋を付けていきましたが、付箋を付けすぎてなくなってしまうぐらい学ぶことが多い本でした。
それぞれの言葉を抽出して紹介していきます。
▼「世界No1メンター」ジム・ローン
「現在ついている仕事を好きになる必要はない。その仕事を始めるきっかけとなったチャンスや機会を愛すればいい。と、いうのはスタートした場所は今から一年後、五年後、十年後に自分が行き着く場所であるとは限らないからだ。」
仕事をを愛するより、機会やチャンスを愛することによって新しい道を進んでいくこともあるということだと思いますが、確かに現状の仕事を無理に愛そうとしている人が日本でも多いと思います。
無理に仕事を愛そうとして自分をごまかしている人が多すぎる気がします。
「規律は軽く、後悔は重い。」
僕たちはこの二つのどちらかに苦しむことになるのですが、自分自身に課した規律を破るのは簡単ですが、そのことを後々後悔することはとても重いことだということ。
確かに、今まで見てきた成功者は自分自身に対して重い規律を課していて、他人との約束はもちろん、自分自身との約束にも厳しい人が多いです。
これは、成功するためにかなり重要なことだと感じました。
「自尊心をおおいに高めていくためには、何か小さなことを始めるだけでいい。」
最初から大きなことに挑戦しないで、小さなことを初めていくだけで行動が変わると言ってます。大きな挑戦より小さなことを続けて大きなゴールに向かう方が難しいですね。
自分自身、行動をすることが遅く、また続けることが出来ない人間なのでこの言葉はとても心に響きました。
「自分自身の計画で空白を埋めなければ、ほかの誰かの計画に組み込まれるしかないんだよ。」
会社に勤めていたときには会社の方針、会社の仕事、会社に関する人間関係に自分のスケジュールが埋め尽くされていましたが、今ではすべての計画は自分のゴールに向かっています。
自分自身の計画を作れない人は結局人の人生の駒になって終わってしまうでしょう。
「簡単にできることこそ、なかなかできないものだ。」
ジム・ローン氏は一日3回の営業電話をかければ1年で1000回にもなり、小さなことの積み重ねが驚異的な大きな事柄につながると言ってます。簡単に出来ることって簡単に後回しにしてしまいますもんね。
「成功できない唯一の理由は、学ぶべき情報を取り入れ、それを直ちに実践しないからなんだ。」
情報の多い今の社会ではネットサーフィンなどで必要ではない情報を取り入れすぎる傾向にあると思います。その裏で本当に成功につながる情報を持っていたとしても気がつかなかったり、忘れられていたりして、結局行動に起こすのが遅くなって情報が古くなってしまいます。
情報を見極め直ちに行動をすることの重要性を表してますね。
「命あるものすべてが、自分の恩人に報いたいと望んでいるんだよ。」
子供に何かを教えると子供はそれが出来るようになったら教えてくれた人に披露したくなります。それは、教えてくれた人への恩返しだと言ってます。
似たような話は他にもたくさんありますし、人に何かを与えるとそのことに報いたいというのは人間の本能なのでしょう。
「収入の10パーセントだけではなく、自分の時間の何パーセントかも同じように与えることで、世界を豊かにする手助けをしようじゃないか。」
お金を寄付することだけでなく、困っている人に自分の時間を与えることでも社会に、そして自分自身に良い影響を与えることができる。
「最高に価値あるものとは、どんな人間になったかなんだ。」
億万長者になるということは、それを達成することでどんな人間になったかということを説明しています。確かに、お金を稼いだあとに金の亡者みたいになる人もいますし、逆により一層社会貢献をする人もいます。
その人が得たものの本当に大切なものはお金じゃなく、自分の経験や知識、更にまわりにいてくれる人間だということですね。
「一日一日が人生全体を形作るモザイクのかけら」
毎日その日のために十分な計画を立てて、詳しいスケジュールを組むことで一日を未来につなげることができる。「うまくいくといいな」と思うこともできるし、「これが、今日達成することだ」と目標を立てて行動することもできる。
一日の大切さと時間の使い方の重要性です。
「アベレージの法則」
すべての人が自分や進めている商品に興味を持ってくれるわけではないので、断られたからといって自分自身が否定されたと思わなくても良い。
違う考え方をすればすべての人に嫌われる商品もなかなかないからアプローチする人は方法を見直すのが必要かもしれません。
「オススメの本は、バビロンの大富豪」
この本を読んで32歳で億万長者になったそうです。
▼マーク・ビクター・ハンセン
「仲間と夢とちょっとした目標があれば、社会に出てそれを実現することができる。」
ビルゲイツも同じような状況で成功できたそうです。最近思うのですが、確かにこの3つを持って行動している人は少ないと気がつきました。
そして、自分ではどうにも出来ないけど大切なもの「仲間」はとても重要です。
自分の気持ちをわかってくれ、同じ状況からアドバイスをくれるというのは心の安定とやる気につながりますね。
物事を教えてくれる「メンター」とは違い仲間は同じような立場であることが良いと思います。
「自分がもっとも学ぶ必要があることを人に教えなさい。」
1つのアイディアを実践してものにすることで、そのアイディアは自分のものになる。さらにそれを繰り返すことで自分の経験が増えるということ。
「1つめは自分が真に望むものを見つけること」
自分が目指す方向はふわふわしがちだと思いますが、それを明確化、細分化、追求することによってそこに向かっていくのに必要な知識、知恵がわかってきます。
ゴールがわからないとそこにたどりつけませんが、ゴールを明確にすることであとは道筋を探し出して進んでいくという作業になりますね。
「2つめは、1つめを書き出すこと」
書き出すことによってより明確になります。車がほしいのか?ほんとうは車を持つことによって女の子にもてたいのかということは違います。
書き出すことによって自分が本当に望むを手に入れられるかを明確にすることが重要です。
「3つめは、それを視覚化(ビジュアライゼーション)すること」
マークはベストセラー作家になるために新聞のベストセラーの欄を切り抜いて自分の名前をいれたそうです。視覚化して自分で「見た」ものじゃないと手に入らない。自分で具体的に「見る」ことの重要性を説いてます。
「両手の人差し指を立てて、1足す1は11のパワーがあると信じることだ。仲間が集まったら、自分たちの夢をまとめる。そうすれば、その2人は奇跡を生み出す。」
自分以外の他人を信頼してお互いに切磋琢磨することで、一人ではなし得なかったことが出来るようになるということですが、なんでも自分一人で解決しようとしてしまう自分には人に頼るということが必要だと思いました。
「私の弱みを強みとする誰かを見つけよう」
自分が出来ないことを得意な人を見つけて補ってもらうことによってすごいパワーになる。でも、そのためには自分の得意、不得意を改めて見極めないといけませんね。
「幸福だと思えば、細胞が幸福になり、幸福な細胞は量子を幸福にし、幸福な量子は他のすべてを幸福にする。つまり、人は誰でも幸福になるか不幸になるか、成功するか失敗するかのいずれかを選ばなければならないんだ。」
自分が幸せだと思っている人は笑顔が明るいですし、笑顔が明るい人には人が寄ってきますし、人が寄ってくればいろんな情報が集まってきます。
逆に暗いことを考えてため息ばかりついていると、人もいなくなり、考えも暗くなり、健康に害を及ぼす可能性もあります。
自分自身の考え方の根本を幸福に変えることで幸福になっていくということです。
聴衆に訴える最前の方法とは、「ストーリーを話すってことさ」
確かにストーリー仕立てで話される話は聞いていてわかりやすくイメージが湧きやすいです。
「今日一日が、自分にとって理想的な一日になると確信しなければいけない。一日を思い返している自分を心の中で想像するんだ」
寝る前に、その日に起こったすべての出来事は自分が期待したのと比べて同じくらいうまくいったか、それともはるかにうまくいったかを確かめると良いそうです。
「販売には2つの側面がある。1つには、予想し、提示し、説得し、クロージングするという側面。もう1つは、信頼に値する人間かどうか測られているという側面だよ。」
確かに信用してない人や店からはものを買いたくありませんね。
「情報をインプットすればするほど、よりうまくアウトプットできるようになるだけでなく、よりよい選択もできるようになるんだ。」
情報が少ないと人に同じ話ばかりする人になっちゃいますし、ものごとの選択の幅も小さくなってしまいます。
テレビや新聞だけじゃなく、本や雑誌、ネットやいろんな人と話をすることなどで情報をインプットしていかないといけませんね。
「ともに同じ目標を目指すチームを持ちなさい。」
同じような状況の仲間でも目標が違う仲間だと自分の持っている情報や、向かいたい方向に対する価値観が変わってきます。そうなれば、一緒に行動をしていて不快に思うことも多く出てきます。
目標が同じだと一緒に向かうことですごいモチベーションを得ることが出来ます。
「起業家にとってリスクを冒すことは楽しみなんだろうが、それよりももっといいのは、企業内起業のアイデアを持つことだよ。」
マークは3Mという起業で発明された「ポストイット」の例を出すことによって、起業の中で発明などをすることで、売り上げに対するインセンティブを得る方法で企業内でリスクを負わず起業することが良いと言ってます。でも、今の日本では頭の固い経営者が多いから企業内起業は難しそうですね。
これは社員のモチベーションをあげるには良いことだと思いますが。
「何よりもまず行動を起こすことだよ!」
「アイディアの上にじっと座っているだけじゃだめなんだ。最初からでも、途中からでも、終わりからでもかまわない。とにかく、どこからでもいいからスタートすることだね。」
行動しないと何も始まりませんね。この本のすべての出演者が行動に対する重要性を説いてます。
僕は、行動することを「アウトプット」と意識してます。情報を「インプット」しているだけでは何も変わらないですので、インプットしたことをアウトプットするように心がけて行動を起こすことのひとつにしてます。
「自分の限界を知る必要があるんだよ。そして、自分がいちばん得意なことをすることだ。」
人は一人ですべてをすることは不可能なので、自分の無理なことはそれを得意とする人にお願いして、自分が得意なことに力を注力する方が効率的ですね。
「恐れがドアを叩いた。信念がドアを開けると、そこには誰もいなかった。あなたが恐れるものは存在しない。自らが常に作り出しているだけだ。」
怖がっていた物でも、実際に体験してしまうとそんなものかと思ってしまうことが良くあります。敵や問題を自分自身で大きくしてしまうことが良くありましたが、実際に腹をくくって対応したら解決できたということは沢山ありました。
▼ジャック・キャンフィールド
「重要なのは、相手のやっていることに反応して自分が何をするかで結果が出る。」
面白い逸話が書いてあったのですが、レクサスのディーラーが不況のときに、何か違うことをしなければこのままでは廃業になると思い、自分の車を買える人はどこにいるかと考え、ポロの競技場やカントリークラブ、ヨットハーバーにレクサスも持っていき、実際に試乗してもらいさらに1週間貸し出すことによって不況の中でも以前より売り上げが上がったそうです。
「私達はリスクを冒さなければならない。1つめは、自分の行動にリスクを負うこと。2つめは、自分の考えにリスクを負うこと。3つめは、自分の想像力にリスクを負うこと。」
仕事を変えたり、新しいことに挑戦したりいつもと違う行動をとることは自分の中でストレスになりますし、ストレスが伴うことは大抵その裏にリスクを潜んでいます。しかし、リスクがあることの裏にはチャンスがあると思います。
今までの考えを変えることはなかなかできない人が多くリスクを伴うことです。特に、今の日本はいろんなことが変化している時期なのですが、それを意識出来ないで考えを変えるリスクを冒さないとまた別のリスクが潜んでいる気がします。
「いつもしていることをし続けていれば、いつも得ているものしか手に入らない。」
自分の行動を変えないとその行動以上の物は手に入らないということですね。それは、行動だけじゃなく、考えも入ると思います。
「自分がアウトプットしたものはどんなものでも戻ってくる。」
人にしてあげたり社会にしたものは必ず返ってきます。悪い意味で使われる、「因果応報」も自分がしたことは返って来るということですね。
▼ロバート・アレン
「眠っているあいだにお金を稼げなければ決して金持ちにはなれない」
時給で得たお金を貯めているだけじゃダメってことですね。
「富への真の鍵は、人生において2つのドアのうち1つを選ばなければならないということに気づくことだ。”自由”ち書かれたドアを選ぶか、”安全”と書かれたドアを選ぶかのいずれかなんだ。”安全”と書かれたドアを選べば、あなたはそのどちらも失うことになる。だが、”自由”と書かれたドアを選んだとしても、負けないわけでも、つまずかないわけでも、お金を失わないわけでも、不安に感じないわけでもない。しかし、最後には自由だけでもなく、安全も手に入れることができるんだ。つまり、どちらも手に入れることができるんだよ。」
要するにリスクを冒して行動しないものは何も得られないということですね。
「重要なのは何を売るかではなく、自分が売るものを愛さなければならないということだ。」
以前、建築、不動産業界にいましたが、自分の売っているものをどうしても愛することができませんでした。世の中に必要なことをしていると思えなかったからです。自分の売る物を愛せるようになればどんな物でも売れそうですね。
「あなたの収入はあなたの親友10人の平均収入である。」
自分のまわりの人の収入と自分の収入には関連性があることは聞いたことがあります。まわりの友達と会わなくするよりは、収入の多い自分が習うものがある友達を増やすことをした方が良いでしょう。
▼シャロン・レクター
「人は誰でも、チャンスがすぐそこにやってきていることに気づく”能力”があるの。でも、そうしたチャンスに気づく”訓練”をしてきたかしら?私達にはその能力があるのに、そのための教育と経験がなければ、チャンスに気づくことはないのよ。」
チャンスをチャンスと見ることが出来なければ生かすことなんて出来ないですよね。
「不動産の分野では税金をほとんど払わずに済ませることが実際に可能なの。」
不動産の”減価償却”を使ったり新しい不動産に買い替えていくことで可能になる手法とのことです。
「わたしたちにとってリスクとは、自分の経済的な運命をほかの誰かのコントロール下に置くことなの。」
自分の人生に責任を持って自分で行動することによってリスクをコントロールしている人からすれば、人にそのことをコントロールされるのはとても怖いことなんですね。
「真にやるべきことは、起業家の仕事であり、組織を築くことであり、自分の会社を世界中のどの会社とも差別化出来るシステムを作り上げることなんだ。なぜならそうしたシステムは、いつでも確実に機能してくれるから。」
成功している起業家は自分のこういった条件に当てはまる自分のビジネスを必ず持っているんですね。
▼ジム・マッキャン
「ビジネスに関して前もってすべてを知ろうとしないこと。そして、車輪はすでに発明されているという事実を気にかけないこと」
ビルゲイツは他の人からシステムを買ったらしいし、グーグルも一番最初に検索と広告を連動させたビジネスを作った訳ではないので、一番最初じゃないということを気にしなくても良いということ。確かにそんなこと言っていたらラーメン屋やうどん屋、牛丼屋なんて出来ないですね。
「成功する人としない人との違いは、成功する人は挫折からいち早く立ち直る方法を知っていることなんだ。」
成功している人ってポジティブですね。ポジティブだから成功したのか、成功する過程でポジティブになったのか。いずれにしても立ち直らないと次に進めないですからね。
「高い収益性は多くの優れた競争相手を引きつける。」
今のソーシャルゲームの世界みたいですね。今いろんなところが参入してきていますね。ほどほどの収益性でこっそりやっている方が良いんですね。
▼ジェイ・コンラッド・レビンソン
「マーケティング・プロセスから神秘性を完全に排除する。」
マーケティングにはかすんだり、ぼんやりしたり、恐ろしいことなどないとのこと。逆に言えばマーケティングを極めることによって自分のビジネスの成功するか失敗するかがわかるということですね。
「客がお金を使いたくなるようなものを用意するんだ。」
今取引している物の「豪華版」や「セット」を用意することが取引額を上げる上でとても重要なことです。以前、何かの本でメニューを安い、普通、高いと3つ用意しないといけないと言っていて真ん中が一番売れるそうですが、中には高いものを買いたいという人もいるので必ず準備しないといけないということですね。
「アメリカで失敗するビジネスの70パーセントが、購入してくれた顧客への無関心が原因でそうなっているんだよ。つまり、購入したとたん見向きもされなくなった顧客のせいで失敗しているんだ。
ビジネスは品質の悪さやお粗末なサービスのせいで失われるわけではない。顧客を無視したせいで失われるんだ。」
いつも新規客ばかり追い求めているとコストがかかります。それより既存のお客さんの満足度を上げることによってリピーターになってもらうことの方が何倍も重要ですね。その方がリスクも小さいですし、お客さんの好き嫌いもわかってるはずですし。
「排除できる競合相手を探すのではなく、自分と同じようなビジョンと経営基準を持つ他社を探し、協力しあうんだ。」
これはなるほどと思いました。最近のテレビCMを例にあげて説明してますが、日本でも最近缶コーヒーのボスとソフトバンクがコラボCMをしてますね。お互いにメリットがあることならやらなきゃ損です。
「人々を”完全なる無関心”、つまりあなたのことをまったく知らない状態から、今すぐ買いたいという気持ちにさせるには、あなたのメッセージが人の心に9回浸透しなければならないということだ。これは実にいい知らせだね。
だが悪い知らせもある。あなたが送るメッセージの3回につき2回は、人々は注意を払っていないということだ。」
3回につき2回注意を払ってない人々に9回浸透させるには最低でも27回のメッセージを発信しないといけないということです。最近流行っているメールマガジンも10回や20回で反応がないと諦めないで最低27回は送らないとダメということですね。
「マーケティングは”結果”ではなく”プロセス”である。」
やることは決まっているのであとはそれを着実に遂行する忍耐力が成功の秘訣だと言ってます。
「ほかの人々とは違い、ゲリラはとても気前がいいことだ」
顧客の望む物を手に入れるための機会であるために、顧客に対して与えられるものは与える。メールマガジンでは有益な情報を与えることが必要。
「ほとんどの人は情報を吸収するのが大得意だ。ラジオを聞き、インターネットをし、本を読み、テープを聴き、たくさんの情報を吸収する。だが、学んだことを行動に移すのは、そのうちのほんの一握りの人にすぎない。」
最近「ノウハウコレクター」という言葉を聞きます。ネットで成功する秘訣やテクニックを集めてときにはお金を払って買ったり。自分もなりかけたことがありますが、実際にはコレクションするより実践しないとまったく意味がないのですけどね。
「行動を起こすためには、書面に書き表すことが必要なんだ。」
実際に書面に書くことで自分との約束をすることが重要。自分との約束を守ることで先に進める。
「1つめは、コミットメント。2つめは、投資。3つめは行っていることを変えないこと。始めたことを最後までやり通し、首尾一貫することだ。」
こういう簡単そうなことって一番出来ないですよね。簡単そうで出来ないことを出来る人が成功しているんですね。
「Eメールの件名は、まさにもっとも重要なものなんだよ。」
スパムメールでメールボックスが埋め尽くされるような世の中では如何に読んでもらうかが一番重要でいくらすばらしい文章を書いても読んでもらえなければ意味がないです。件名に気を使わないと読んでもらうことすら出来ません。
サラリーマンのときには興味がなかったことが、独立した立場になってこの本にとても共感出来ることが多かったです。
最後に、この本を読んで一番重要なことは、「共感した内容について実際に行動に移す」ことだと思いますので、まずは動いていこうと思います。