おじいちゃんおばあちゃんが子どもの3歳の誕生日に自転車を買ってくれるということになりました。
祖父母には本当に助かっています。。。
さて、じゃあ買うと決まったら何を買えばよいかというのが気になるところ。
ちまたでは3歳ならストライダーに乗っている子どもが多いです。でも、ストライダーに乗っていても自転車に乗りたくなったらまた自転車を買わなきゃいけなくなるのはつらい。
なるべく長く足漕ぎバイクとしても自転車としても使えるものがないかと調べていたところ「へんしんバイク」というものを見つけました。
へんしんバイクとは?
へんしんバイクとは、足漕ぎバイクとしてもつかえ、ペダルをつけると自転車にもなるという乗り物です。
足漕ぎバイクとして最初は遊び、足漕ぎバイクになれたらペダルをつけて自転車に変身。乗りなれた足漕ぎバイクにペダルがつくだけなので、子どもも安心して自転車に乗ることができるというわけです。
ストライダーとの違い
へんしんバイクを買うときに比較したのがストライダーでした。みんな持っていますからね。
ではへんしんバイクはストライダーと何が違うのでしょう?
重さが違う
ストライダーは2.9kg、へんしんバイクはペダル無しで5.3kg、ペダル付きで7.5kgとへんしんバイクのほうがブレーキなどがついている分重いです。
ブレーキ
ストライダーはブレーキがついていないので、足で止めるだけです。へんしんバイクはブレーキがついているので、自転車に乗る前にブレーキの練習ができます。
タイヤ
ストライダーはパンクをしない樹脂製のタイヤですが、へんしんバイクは普通のゴムタイヤ。樹脂製のタイヤは舗装路では早くすすめますが、未舗装の道はへんしんバイクのほうがグリップ力があります。
ペダル
ストライダーはペダルの後付ができませんが、へんしんバイクはペダルを後付することができます。
いろいろと調べていると、そもそもストライダーとへんしんバイクでは目的が違うことがわかりました。
へんしんバイクは自転車に乗るための練習という立ち位置です。自転車に乗れるようになるための工夫がされている乗り物なので、機動性や軽さはストライダーに負けてしまいます。
一方、ストライダーの目的は「ストライダーという乗り物を楽しむ」という感じです。ストライダーのホームページには自転車のことはぜんぜん書かれていませんし、ストライダーを使うとどんな遊び方ができるか、どれくらい楽しいかということを説明しています。
実際、へんしんバイクのペダルなしとストライダーに乗っているところを見ると、ストライダーのほうが軽量なので速くて機動力があります。
へんしんバイクは足漕ぎバイク、自転車と2台買わなくても良いことですね。
ストライダーは単体で1万円くらい、へんしんバイクは1万5千円くらいが定価でした。
へんしんバイクが買える場所
我が家では経済的な魅力に惹かれて、足漕ぎバイクや自転車としても使えるへんしんバイクを購入する決断をしました。
しかし、買おうと思ってもへんしんバイクはアマゾン、楽天といったネットショップでは売られていませんでした。
通販なら公式サイトで購入するしか方法はなく、あとは大手の自転車ショップやスポーツ用品店などで売られているようです。足漕ぎバイクからペダル付きの自転車にするときは簡単にできるそうですが、店舗で購入するとお店で無料で変更してくれるとのことだったので、近所にあるサイクルスポットという自転車屋で購入しました。
スタンドは別売りですが、ペダルをつけたときに必要になるので、ペダルをつけてもらうときに購入するのをおすすめします。
ストライダーはネットでも売られていますね。
キッズ用ランニングバイク STRIDER (ストライダー) クラシックモデル レッド 日本正規品
自転車といっしょにヘルメットも購入しました。
今の子どものヘルメットってかっこいいですね。
3歳0ヶ月で乗り始めるけど、、、、
3歳の誕生日に買ってもらったへんしんバイク。
買ってもらったらすぐに乗りたくなって外に行きました。
が、ちょこちょこ歩き。
なんとなく足漕ぎバイクって子どもに渡せば勝手に乗るものだと思っていたのですが、最初は怖いみたいです。というか足がつかない?
サドルは一番下まで下げてもらったのですが、まだちょっと高かったのかも。
3歳2ヶ月で本格的に練習開始
周りの子たちはストライダーでびゅんびゅん走っているのに自分はうまく走れずちょこちょこ歩きだからなのか、次第にやる気を失ってしまい、2ヶ月くらい放置されていました。
「おかしいな〜、3歳で乗れるって聞いたのに」と思って調べてみたら、足漕ぎバイクって基本の乗り方はサドルに座って足で漕ぐということがわかりました。
自分が子どもの頃にはなかった乗り物なので、乗り方さえ知らなかったんです。
乗り方がわかったので、子どもをあおってなんとかやる気にさせて乗らせてみるとちょこちょこ歩きはなくなって、進むようになりました。
毎日夕方にちょっとだけ特訓して、数日後には普通に歩けるようになりました。
足を離して進めるように
毎日練習してだんだんと走れるようになってきました。
ときどき休憩して、いっしょにストライダーのPVとかの動画を見せてやる気を出させての繰り返し。
1週間ぐらいでやっと勢いをつけて足を離して乗れるようになってきました。
さらにちょっとした下り坂を見つけて足を離して進めるようになりました。
そして、だんだんと坂の距離を長くしていき、ハンドルを固定する腕の力とバランス感覚を鍛えていきました。
慣れてきたら足を離したままカーブを曲がる練習。
このあたりは常に褒め続けてやる気を出させていました。
足漕ぎバイクの最終段階
慣れてきたら今度は勢いをつけてスラローム。そして、足をつかずにカーブを曲がって方向転換。
10mくらいの下り坂なら足をつかずに進めるようになってきました。
このあたりからずっと「早くペダルをつけて〜」と言われるようになってきたので、目標を与えて目標ができるようになったらペダルをつけることにしました。
ペダルをつけたら本当に30分で乗れるようになった
購入したお店に行きペダルをつけてもらって家に帰りさっそく練習。
最初はハンドルを持ってあげていっしょに進んでいき、それを30分くらいやったあと、手を離したら自分でペダルを漕いでそのまま進んで行くことができました。
本人よりも親のほうが感動してしまいました。
本人はまだ怖いようで、途中で止まってしまいます。
大きな自転車に負けてから乗らなくなった
その後、練習をしていたら隣から年上の友達が補助輪をつけた大きな自転車で抜かしていきました。
実際には補助輪無しで乗れている方がすごいのに、補助輪をつけた大きな自転車に抜かれたことにショックを受けて、その後自転車に誘っても乗らなくなってしまいました。
そして、数ヶ月乗らなかったら筋肉とバランス感覚を忘れてしまったのか、再度乗れなくなってしまいました。
こっそり練習しておけばよかった
うちの子どもはプライドが高いようで、他の子どもができていることを自分ができない場合、目の前では練習しません。だから自転車の練習はずっと家から離れた公園に行っていたのですが、乗れたからと安心して友達といっしょに走ったのがだめでした。
もっと完璧にすいすい乗りこなせるようになるまでこっそり練習させておけばよかったと後悔。
そして、ペダルをつける前にもっとブレーキの練習をさせればよかった。
足漕ぎバイクの癖でペダル付きでもついつい足で止めてしまうので足がペダルに当たってしまいます。
このあたりを注意すれば良かったと後で後悔しました。
とにかく3歳3ヶ月で自転車に乗れた
へんしんバイクを使ったらとにかく自転車に乗ることはできました。自転車の乗れたのは同じ年の周りの子どもを見ても一番でした。2月の早生まれなので、周りの子どもに負けないように自信をつけさせたいと思って自転車をがんばりましたが、とりあえず3歳3ヶ月で乗ることはできました。
今は4歳3ヶ月ですが、一度ペダルをとって足漕ぎバイクとして遊んでいます。一度乗ることができたし、乗り方がわかったので、今は無理して自転車に乗らせなくても好きな方法で遊べれば良いかなという考えになりました。
ストライダーでも良かったかも
4歳になって周りを見ていると足漕ぎバイクから補助輪付きの大きな自転車に乗り換えている人が増えてきました。
最近の補助輪付きの自転車って補助輪がちょっと浮いているんですね(昔からかな?)
ストライダーのような足漕ぎバイクに乗っていなくても、補助輪付きの自転車を乗り回していれば比較的早く自転車の乗れる子が周りに複数いました。
自転車に早く乗れるようになるためにへんしんバイクを購入しましたが、子どものことを思えば軽量で走りやすいストライダーで走り回っていたほうが楽しかったのかもしれません。
今思えばストライダーでも良かったかも。
キッズ用ランニングバイク STRIDER (ストライダー) クラシックモデル レッド 日本正規品
評価
思ったほど良くもなく、悪くもなかったので普通の星3といったところです。
買ってだめだったというわけでもなく、商品が悪いというわけでもなく、購入の目的が購入したあと変化していったのが満足度が低い理由です。
出費を減らすために自転車にもなる足漕ぎバイクを買いましたが、最近我が家で、周りが持っているような大きな自転車を買うような動きもあります。
だったら最初はもっと軽量な足漕ぎ自転車でも良かったかななんて思ったり。
最近はストライダーのほかにも足漕ぎバイクが出ていて、ストライダーと違ってブレーキ付き、ゴムタイヤの本格的なものもあります。
こちらはスパーキーという商品で、なかなか売れているようです。
スパーキーの他に安いものもあって、こちらの「DABADA」はアマゾンで5,000円を切る値段でした。
ダバダというメーカーは以前はまったく知らなかったのですが、子供の室内用トランポリンを購入するときに知りました。
いろいろなスポーツ用品を販売しているメーカーのようです。
まとめ
へんしんバイクについてまとめてみると、
・足漕ぎバイクとしては重い
・最初は慣れが必要
・簡単にペダルをつけたりはずしたりできる
・適切な手順で練習すれば確かに30分で自転車に乗れる
という感じでした。