僕のサイトでは基本的に、楽天とアマゾンのアフィリエイトリンクを並列で置いていることが多いです。例えば、記事の一番下につけるこんな感じの商品広告、
荒木 飛呂彦
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これもアマゾンと楽天を並列して並べてあります。しかし、最近アマゾンの方の売り上げの方が良いのです。
・クリック数が違う
アマゾンも楽天も同じように並列しているので、チャンスは同じだと思うのですが、クリックの回数が違います。上の広告のように並列で表示していても、最近一ヶ月のクリック数の割合で考えると10:6でアマゾンの方がクリックが多いです。
アフィリエイト収入で考えてもアマゾンの方が多いですが、これは僕のリンクから売られている楽天のアフィリエイト率が低いからだと思います。
・楽天にはがんばってほしい
僕は、基本的には買い物をするときにはアマゾンを使っているので、ちょっと変な感じのタイトルになっていますが、それでも楽天にはがんばってほしいです。と、いうのも楽天が負ければアマゾンにはライバルがいなくなってしまうからです。
・アマゾンが市場を独占するとアフィリエイターはどうなるか?
楽天が圧倒的に負けて、アマゾンが市場を独占するとどうなるか考えてみました。アマゾンは現在3%くらいのアフィリエイト報酬をくれていますが、正直、これがこのまま続くとは考えられません。もし、楽天が完全敗北して市場を独占するようなことになれば黙っていてもアマゾンは売れるので、わざわざアフィリエイターに報酬を払って物を売ってもらう必要がなくなるからです。
そうなってくれば当然広告費であるアフィリエイター報酬を引き下げるでしょう。3%が2%に引き下げられたとしてももらう方にとってはかなり大きい話です。90万円の報酬をもらっていた人はいきなり60万円になるのですから、生活に関わってくる話になります。
と、なれば楽天にがんばってもらってアマゾンには常に緊張感を持ってもらわないといけないでしょう。
・しかしアマゾンになれると楽天は使いづらい
楽天ははっきり言ってサイトが見にくいです。それは、楽天はショッピングモールという形なので、楽天のなかでそれぞれのお店が独自にサイトを作っているので、デザインがバラバラになってしまうという理由があります。
それだけならまだしも、楽天では許せない点が他にもあります。例えば、
「無印良品 ベッド」
と検索すると、無印良品とはまったく関係ない商品がたくさん出てきます。詳しく調べてないのでわかりませんが、多分楽天には無印良品のショップがなく、他の会社が無印良品の商品ではない商品を検索で上にあげるため家具タイトルに「無印良品」と商品の説明とは関係ないタグを付けているせいでしょう。
事実、「無印良品 ベッド」で検索すると、「無印良品、イケア、ニトリ、IKEA」というキーワードをタイトルに入れた商品が検索結果に出てきます。
クリックすると「無印良品、イケア、ニトリ、IKEAにも匹敵する商品数」というタイトルになっていたので検索結果に出てきたのでしょう。
多分、楽天でも対策をとってルールを作っているとは思うのですが、こういうショップがルールを破っているのか、ルールの抜け穴をついて商品を掲載しているのだと思います。
・まとめ
本当は日本企業である楽天にはがんばってほしいです。アマゾンも日本には売り上げに関する税金は払っていないという話もあり、日本の経済に貢献しないアマゾンより本当は楽天で買いたいです。
しかし、個人的にはやはり楽天が使いづらい。ビジネスモデルとしては負けていないと思うのですが、やはりデザインとシステムがどうしても使いづらいです。
楽天さんにはがんばってユーザビリティをあげてほしいと願う今日この頃です。
三木谷 浩史 インプレスR&D 2007-09-10
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