毎月定額を支払うだけで本や雑誌、マンガが読み放題のサービス「キンドルアンリミテッド」がキャンペーンで2ヶ月99円になっていたので、試しに入会してみました。
いろいろと使ってみて、使える点、良い点、悪い点などわかったことがあったので、まとめます。
キンドルアンリミテッドとは?
月額980円を支払うことでアマゾンが提供している電子書籍サービス「キンドル」の中の対象の電子書籍が読み放題になるサービスです。
対象となる本は約20万タイトル以上という膨大な量!
サービス開始から気になっていたのですが、2018年7月17日までは2ヶ月で「99円」という超お得な価格になっていたので試しに入会してみました。
今回は99円キャンペーン中でしたが、普段から「1ヶ月無料」はやっているようです。
申し込み方法は?
夏のプライムデー関連のページで見つけました。
キャンペーンのページはこんな感じでした。
価格が「94%オフ」になっています。
「キンドル・アンリミテッドを始める」をクリック。
以上で申し込みは完了です。
次の画面ではおすすめの本を紹介してくれました。
パソコンの管理画面ではこんな感じで、新着タイトルを表示してくれます。
マンガもあります。
雑誌や本もあって、どれも読み放題!
トップページに表示されるのは閲覧履歴に基づいたおすすめの本だと思います。
やっぱりタブレットが見やすい
パソコン画面だと見づらかったので、iPadでキンドルアプリを起動しました。
こちらの画面の方が見やすいです。
本や雑誌、マンガが並んでいて、中には「おっ、これ読みたかったんだ」と思う本もいくつかありました。
良かった雑誌
・LDK
いろいろな生活にまつわる知恵や商品紹介をする雑誌です。
雑誌をパラパラと見ているいくつか「おっ、これ使える!」と思うネタがあって好きです。
・MONOQLO
こちらも同じ様な雑誌で、いろんなものを実際に使ってみてレビューをしています。
実際に使ってから記事を書いているので、商品の内容がとても細かく書かれていて安心できるレビューです。
新しい家電や便利グッズを発見するのに役に立っています。
ただし、対象になっているのは毎月の雑誌だけで、あるテーマでまとめられたムック本に関しては対象ではなかったです。
同じ様な雑誌で「GetNavi」「グッズプレス」なども対象でした。
良かったマンガ
・南国トムソーヤ
まったくノーマークで、最初に表紙を見たときは読むつもりはなかったのですが、たまたま夜暇だったときに読んだら面白くて、一気に3巻全部読み切ってしまいました。
少年が沖縄の離島に転校する話なのですが、子供の友情や沖縄の離島文化、沖縄の考古学など話に深みがあり、ストーリもさくさく進んで、きれいにまとまっていた作品でした。
・やれたかも委員会
AbemaTVで実写ドラマ化されて、そのすぐあとにTBSで地上波ドラマ化された作品です。
誰もが持っていそうな「やれたかも」という思い出を審査員に話して審査してもらうという一話完結のストーリー。
ほとんどは男の人の話ですが、たまに女性も話し手として登場します。
話が終わったあとの審査、そしてコメントがとてもおもしろくて、説得力があります。
・家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
実写映画化されて話題になった作品です。
いたずら好きなのか、なんなのかわからないけど、家に帰ると死んだふりをしているという天然で人見知りな妻と夫の日常を描いた作品です。
マンガとエッセイが混ざったような感じで、読んだ後はほっこりした気持ちになります。
本
・マイホーム価値革命
不動産についての著書がいくつもある著者の作品です。
今までの日本で信じられてきた「不動産神話」がなくなっていく未来を予想し、これからはどうやって不動産と、マイホームと付き合っていけば良いかがわかる本です。
専門家の割には専門用語を減らして誰にでもわかるように書かれていて、読みやすかったです。
・多動力
ホリエモンの本は結構キンドル・アンリミテッドに出ています。
以前書いた本の内容とかぶっているところもあるので、そういったところは飛ばしながらホリエモンの本をいくつか読みました。
彼ならではの行動と発想が面白いし、的を得ていることも多いので面白いです。
独自の切り口で飲食業界や教育に関する本まで出ているので、いろいろと読んでみると良いと思います。
・モチベーション革命
まだ読んでないけど読みたかった本です。
キンドル・アンリミテッドの良い点
ここからは使ってみて良かった点を紹介していきます。
・拾い読みができる
本を一冊買ってしまうとなんとなくもったいなくて全部読んでしまう貧乏性ですが、読み放題だと必要な箇所だけ拾って読むことに抵抗を感じません。
例えばビジネス書や自己啓発書なんかは同じ様なことを書いている場合がありますが、そういった本の使えそうなところだけを読むことができて読書時間の短縮になります。
ホリエモンの本をいくつか読むと、毎回すべて新しい内容ではなく、3〜4割は他の本と内容が似通ってたりするので、さらっと読めました。
・勉強効率が上がる
ブログ運営に関する本を検索するといろいろと出てきたので、知りたかった内容だけ拾い読みしました。
1冊買ってしまうと、
「本を一冊読む」→「実際に試してみる」→「うまくいかない」→「理由がわからない」→「新しい本を読む」→新しいやり方を試す」
というようにトライ・アンド・エラーに時間がかかってしまいます。
しかし、いくつかの本を並行して読むことで、ある特定の知りたかった箇所についての内容だけをじっくり読むことができて、時間の節約になりました。
本を一冊にまとめるとどうしても全体的を網羅するように書かないといけないので、内容が薄くなりがちですが、それをカバーするような読み方ができます。
・雑誌がお得
雑誌の種類はそんなに多くありませんが、自分が読みたいと思っていた雑誌がいくつかありました。
雑誌は一冊800円くらいするので、2冊読めば元を取れるのでお得感があります。
とはいえ、レビュー雑誌を何冊も読むとどれも同じ様な商品を紹介していて飽きてしまいました。
・新しい作品に出会える
「ぜんぜん読むつもりはなかったけど、ちょっと見てみた」という理由で読んだ本が実は面白かったという出会いが楽しいです。
特にマンガはサクッと読めるので、読まず嫌いせずにいろいろと試してみるのも面白いと思います。
キンドル・アンリミテッドの悪い点
悪い点をいくつか紹介します。
・マンガが途中まで
インベスターZという投資マンガが読みたかったのですが、キンドル・アンリミテッドの対象が3巻まででした。
プライム会員になれば誰でも使うことができる読み放題サービス「プライムリーディング」ならありだと思いますが、別途月々980円払うのに3巻までしか読めないっていうのは心理的に微妙。
うれしいような、中途半端なような気分です。
もちろん全巻読めるマンガもありますが「おっ」と思う気になるマンガはだいたい巻数がしぼられていました。
マンガは1巻ごとの表示ではなくて、キンドル・アンリミテッドのメンバーには何巻までが無料で読めるのかわかりやすく表示して欲しい。
・本が探しづらい
キンドル・アンリミテッドの利用者は読みたい本が決まっていて検索する人よりも、どちらかというと適当に選んで読みたい本を見つけるという使い方の方が多いのではないかと思うのですが、そういう探し方をするのが難しい。
1画面に表示される本は少ないですし、雑誌はマンガは「○月号」「第○巻」と言った感じで、同じシリーズが大量に出てくるし。
もう少しカテゴリを細分化したりして、広い本屋を適当に歩いて知らないジャンルから自分に合った本を見つけるような、本との出会いがあるような表示をして欲しいです。
契約は続ける?
今回のキャンペーンは2ヶ月ですが、これからもキンドル・アンリミテッドを続けるかと言われると、、、多分続けないでしょう。
2ヶ月の間には自分が今興味がある物を読み尽くしてしまいそうです。
さきほど20万冊が対象になっていると書きましたが、正直実感がわきません。
契約する前はマンガに魅力を感じていましたが、魅力的なマンガが少なく感じます。
と、ここまで続けない理由を書いてきましたが、契約はおすすめします!
矛盾しているような感じですが、言いたいことは「契約して読みたいものだけ読んで短期で解約!」が一番良い使い方なのかも。
短期契約がおすすめ
契約をしたばかりのころは、まだまだ魅力のある読みたい本が多いと思います。
先程紹介した本をいくつか読むだけですぐに980円の元は取れてしまうでしょう。
でも、契約して何ヶ月もするとだんだんと読みたい本もなくなってくるのではないでしょうか? そういうときにずるずると契約していると無駄だと思います。
そこで、大型連休のかぶる時期とか、調べたいことがたまった時期とかに契約して、読みたい本を読みまくって、落ち着いてきたら解約というのが無駄がないです。
個人的にはもったいなくて今までできなかった「本の拾い読み」で、新しい読書の仕方、情報の集め方を学ぶことができて、契約した価値はありました。
ちょっと使ってみて、自分の読みたい本がなくなったらさっと辞める。そして、数ヶ月して新しい本が増えてきたらまた契約というのが良いのではないでしょうか。
解約はとても簡単
自動更新の解除を忘れて料金を払うのが嫌だったので、先に解約手続きをとったのですが、想像以上にスムーズで、とても快適でした。
解約がしやすいと好感度上がりますね。