宗教についての考え

廃業する全国のお寺を救う方法にはどうしたら良いか?

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現在全国に約7万7千あるお寺のうち、地方を中心に約2万近くが住職のいないお寺になっています。

そういえば実家の近くのお寺も昔は住職が住んでいましたが、現在の住職は用事があるときだけ来て普段はいないそうです。

お寺も昔はすごくきれいだったのに、最近はちょっとずつ汚れてきている気がしますし、参拝に来る人も減っている気がします。

どうしてお寺はこんなに元気がなくなってしまったのでしょうか?

まずは原因を考えてみることにしました。

 

 

原因1.お寺のイメージの悪さ

「坊主丸儲け」という言葉があるくらい、お寺のイメージって悪いです。

1時間900円とかの賃金の時代で、数十分お経を読んで何万円と受け取って帰る姿はどこか違和感を感じます。

資本主義が発達した世の中だから、ついつい「そのお経にはその金額の価値があるの?」と思ってしまうことも。

お坊さんが高級外車に乗っていたりすることもあり、お寺ってイメージが悪いですね。

お金のイメージがあるから、余計にお経にありがたみを感じなくなります。

自分よりも裕福そうな人から世の中の苦しみの話を聞かされても「お前が言うな」って思いませんか。

 

原因2.世の中の宗教への無関心

ぼくは現在30代後半ですが、周りで宗教に関して意識している人は少ないです。

家を建てた友達の家に何度かお邪魔しましたが、和室があっても仏壇を置いている人はみたことないです。

お経にかかる高い費用に疑問を感じる人も多いのではないでしょうか?

そもそも自分の家が仏教の何宗なのかも知らない人もいるかもしれません。

うちの実家は日蓮宗ですが、日蓮宗に関して詳しく教えてもらったこともないですし、自分もあまり興味がありません。

知っているのは日蓮が作った仏教の一つで、総本山が山梨県の身延山久遠寺ということくらい。

無関心なので、お寺に寄付するくらいならもっとわかりやすいところに寄付したいと思います。

 

原因3.お寺との接点の少なさ

小さい頃はお寺に行って法事をすることが多かったイメージですが、最近はほとんどお寺にいくことがなくなりました。

お寺に行っても墓参りだけ済ませたら帰ってきます。

いま実家から離れたところに住んでいますが、近所のお寺なんて行ったこともありません。

お寺との接点は人が死んだ時くらい。

そんなときしかお寺に行く必要がないから、ますますお寺との接点が離れてしまい、お寺の元気がなくなっていくのではないでしょうか?

 

 

では、どうしたらお寺が廃業しなくなるのでしょうか。

原因からお寺を救う方法を考えてみました。

 

方法1.お寺、仏教との接点を増やす

これが一番大切だと思いますが、まずは「仏教に興味を持ってもらう」ことが大切です。

仏教って生きている間の苦しみから逃れるためにブッダが考えたもので、その知恵を伝えるのが仏教なんじゃないでしょうか。

それなのに、現在の仏教は生きる苦しみに関してまったく無関心な気がします。

「黙って手を合わせて賽銭入れろ」と言われているような気もします。

生きている人の苦しみを放置しながら、死んだ人にお経を唱えてお金をもらっている姿を見ると本来の姿ってなんだろうって思いませんか?

新興宗教が増えた理由の一つは現在の苦しみを取り除いてくれるからです。

既存の仏教もまずは生きている人の苦しみをなくす活動をすることが大切でしょう。

そのためには、仕事で悩んでいるサラリーマンのためのセミナーを開いたり、学校に行って子供の悩みに答えたりするのはどうでしょう。

知らない宗教だと警戒しますが、「浄土真宗〇〇派」「日蓮宗〇〇寺 住職」などの仏教の肩書きはまだまだ通じるでしょう。

以前、京都の鈴虫寺というところで説法を聞きましたが、そのときの話が素晴らしく、感動して泣いている人もいました。

そういう活動が本来の仏教だと思います。

お寺で定期的に悩み相談をしたり、修行体験をしたりすれば、地域の人との接点が増えるでしょう。

 

 

方法2.ファンになってもらう

接点を増やして次にすることは「ファンになってもらう」ことです。

日々の悩みを聞いてくれて、日常の苦しみから逃れることができた人はファンになってくれるでしょう。

実家の宗派について詳しく知り、その知恵が生活に生きてくるようになれば、実家の宗派に愛着を持つようになるかもしれません。

ファンが増えれば、ファンが新しいファンを連れてきてくれるようになります。

そうなれば自分の家のお墓を守ろう、お寺を守ろうという人が増えていくでしょう。

 

まとめ

そもそも現在ほとんどの家がお寺にお墓を持っているのは、江戸時代に「寺請制度」があったからです。

寺請制度とは、江戸時代に民衆がお寺に所属することで、キリシタンでないことを証明し、お寺に身分証明をしてもらう制度です。

その制度があったから、みんなお寺に属していただけで、その宗教を信仰していた人以外の人も多いでしょう。

それでもお寺が増えたのは寺請制度によって身分証明という独占的な仕事があり、収入が確保できていたから。

寺請制度がなくなっても、檀家制度のような形で残り人口が増えていったからお寺は成り立っていたんです。

しかし、これからは人口が減る時代。

お寺はそのままではどんどん廃業していきます。

お寺は本当に必要がないから廃業しているのか?

そんなことはないと思います。

不確定な未来が多く人々が不安に陥っているストレスの多い社会。

そんな社会には生きる苦しみを取り除く釈迦の教えが必要なはずです。

いまこそ、お寺の仏教の原点に帰り、人々を救う活動をすることが廃業するお寺を救う第一歩を踏み出すときです。

個人的には日本の仏教、お寺が好きなので、仏教にはがんばってほしいと思っています。

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