池袋で起きた高齢ドライバーによる痛ましい事故で胸が痛くなる毎日です。
先日、我が家も奥さんと子供が似たような年齢なので、もし我が家の出来事だったらと考えると今回の旦那さんが可愛そうでなりません。
増えないどころかどんどん増えている高齢ドライバーによる事故。
どうにか事故を減らせないかと思い、自動車保険料の面から考えてみました。
自動車保険は事故が多いと高いはず
保険って事故率によって金額が変わりますよね。
事故が多い人は金額が高くなりますし、ゴールド免許など事故や違反がない人は安くなったりします。
これだと個人に関することですが、世代にも言える内容です。
ぼくが免許を取ったばかりの18歳の頃は、自動車保険がとても高かったです。
確か15万円くらいしたはず。
今30代後半の年齢になって6万円くらいの金額にまで下がりました。
これは「若者はスピード出すし、まだ免許取り立てで信用もないから保険料を高くしよう!」ということもありますが、多分実際の事故率も調べて金額設定をしているからでしょう。
中年になれば無茶な運転は減りますし、事故率も下がるので保険料は下がってきます。
年を取ればどんどん保険料が下がっていき、、、
あれ? 最近話題の高齢者って保険料はどうなんでしょう?
事故が増えているので、保険料は上がっているんじゃないでしょう?
最近は高齢者の自動車保険料が上がっている
調べてみると60歳くらいまでは安いけど、最近は70歳になると上がるところが増えているようです。
とはいっても高齢者が免許を返したくなるほど高騰しているわけではないようです。
これから高齢者による事故が増えればさらに保険料が上がり、そのうち「保険が高いから車を手放そう」と思う人も増えるはず。
自動車保険の被保険者の年齢制限も「運転手が30歳以上限定は安い」などという設定の他に「70歳以下限定も安い」などの項目が増えるかもしれませんね。
そうやって制限が増えれば、面倒に思って自動車の運転を控えてくれる人が増えるはず。
でも地方だと車なしの生活は苦しい
実際に地方だと車なしの生活は正直厳しいです。
うちの実家がある場所は、昔の東海道沿いにあるので、家の数が多くて以前は商店もありました。
平成になる前に亡くなったじいちゃんは、車に乗っているのを見たことがないし、その当時は小さな店が多かったので、買物にも困らなかったと思います。
しかし、今は小さな商店がなくなり、駅からも遠い集落なので車がないスーパーやコンビニにも行けないほどになってしまいました。
現在、実家には父親が1人で住んでいますが、車に乗れなくなったらネットも使えない父親は買物ができなくなります。
車に乗れなくなったときの生活のイメージがまったく湧きません。
地方にはそういう場所がたくさんあるので、ただ「高齢者は免許を返納しろ!」というだけでは別の問題を放置するだけになります。(池袋の件は場所が東京だったので、一切同情の余地はありません)
自動ブレーキ搭載車は保険料を上げる
「保険料が高くて車に乗れない!」という高齢者のためには「自動ブレーキ搭載車に限り保険料を下げる」というのはどうですか?
自動ブレーキがすべてを解決するかどうかはわかりませんが、少なくとも事故は減るでしょう。
すでに安全対策がある車の保険料は安くなっていると思いますが、高齢者の場合はほぼ義務になるくらい「自動ブレーキなしは保険料高額」「自動ブレーキありは普通」くらいの振り幅にするべきだと思います。
法律化するのは難しいかもしれないですが、自動ブレーキや一定以上の速度が出ない車など、できれば高齢者専用の法律によるしばりがほしいです。
自動ブレーキ車の購入が負担なら、自動車のリースやカーシェアリングサービスを普及させれば良いんじゃないでしょうか?
年を取ってから新車を買うなんてもったいないですし、どんどん新しい安全装備が出てくるなら、いっそのこと借りた方が安くて安全だとおもます。
さらに、アメリカで流行っている「ウーバー」などのライドシェアサービスも解禁してくれれば、高齢者でも安心して車を手放せるのではないでしょうか?
親が安心して子育てできる社会を
来年から長男が小学校に行くのですが、高齢者ドライバーの事故という新しい心配が増えました。
現代は新しいタイプの変態も増えてきたので、男の子でも学校の登下校が心配ですが、高齢者ドライバーによる特攻という新しい心配がさらに親の心の負担を増やします。
高齢者が若い人を車で死亡させてしまえば、日本の高齢化は加速度的に増えていきます。
他の問題よりも比較的解決しやすい問題だと思うので、今回の事故をきっかけにいろんなところが動いて、高齢者による事故を亡くして欲しいと切に願っています。