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『いきなりステーキ!』の真のビジネスモデルは「立ち食い、高回転率」じゃなかった

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人気が出てからすごい勢いで出店し、ついに全国展開が完了したいきなりステーキ。

しかし、最近は「売上があまり良くないのではないか?」「無理して出店しているのか?」「立ち食いを辞めて迷走しているのか?」など、あまり良い評判を聞きません。

最近、いきなりステーキに行きましたが、たしかにそんなに魅力を感じませんでした。

あの感じでガンガン出店して大丈夫なのか?

と思っていたところ、ちょうど最近読んだ本に「いきなりステーキ!」の本当の狙いがわかることが書いてありました。

いきなりステーキのビジネスモデル

最初はステーキを立ち食いで食べることで、お客さんの回転率を上げて、収益を確保して、ステーキを安く提供するというビジネスモデルをいろいろなニュースで見かけました。

しかし、最近は座れる店がほとんどです。

席は狭いですが、座って食べられます。

ステーキの価格も、特に安いと感じませんでした。

「当初のビジネスモデルがうまくいかなくて迷走してるのでは?」と思いましたが、先日読んだ本でいきなりステーキのビジネスモデルの謎がわかりました。

 

自分のファンを囲い込んでいる

先日読んだのは「お客様はえこひいきしなさい!3倍売れる顧客差別の方法 高田靖久」という本です。

 

この本には、

  • お客様をえこひいきする理由
  • 上手にえこひいきする方法
  • JALやリッツカールトンのえこひいき

などが書かれていて、個人の飲食店や美容室で使えそうな顧客管理や接客、サービス提供の方法が満載です。

 

上位30%のお客さんが売上の75%

著者が多くの店のデータを調べた結果「売上上位30%のお客さんが、全体の売上の75%を占めている」ということがわかりました。

ということは、上得意のお客さんが一人でも去ってしまえば、一気に売上が下がるということ。

だから上得意のお客さんをあえて特別な存在としてサービスを提供する必要があるということを本書で説いています。

 

肉マイレージカードで差別化

では、いきなりステーキ!では、どのように上得意となりうるファンを獲得しているのでしょうか?

いきなりステーキには「肉マイレージカード」というポイントカードがあります。

「いやいや、ポイントカードなんてどこもやってるでしょ」と思うでしょう。

たしかにポイントカードというのは、使い古された手法。

「うちでもポイントカードやっています」なんて今更言われても、、、という感じですよね。

しかし、ポイントカードには有効な使い方あり、それをすることでお客さんを普通のお客さんからファンに変えることができます。

それが「ランクアップ」です。

いきなりステーキ!の肉マイレージカードにもランクアップシステムがあります。

そして、メール会員に登録し、規定の肉の量を食べるとカードがランクアップして、ランクごとにサービスが受けられるようになります。

カードは通常カードの他に以下の3種類があります。

 

「ゴールドカード」

  • 累計3,000g以上食べるとランクアップ
  • 昇格時に1,000円クーポン
  • 誕生日月に「USリブロース300g」プレゼント
  • 来店1回ごとに、毎回ソフトドリンク1杯無料

一番安く効率よく肉マイレージが貯まる「ワイルドステーキ450g(1,850円)」なら7回行けば昇格できます。

7回の来店なら比較的簡単に狙えるのではないでしょうか。

最初のランクアップは、なるべく敷居を低くして「ランクアップする喜び」を感じてもらうことが狙いです。

ランクアップを経験すると嬉しくなり、さらにランクアップしたくなります。

一番下のランクでも誕生日月にステーキがもらえて、毎回ソフトドリンク1杯無料ってうれしいですね。

もしゴールドカードを持っていたら、優越感を感じてしまいそう。

ゴールドカードの上は「プラチナカード」「ダイヤモンドカード」と続きます。

 

「プラチナカード」

  • 累計20,000g以上食べるとランクアップ
  • 昇格時に3,000円クーポン
  • 誕生月に「お好きなステーキ300g」
  • 来店1回ごとに、毎回ソフトドリンク1杯無料

「ダイヤモンドカード」

  • 累計100,000g以上食べるとランクアップ
  • 昇格時に10,000円クーポン
  • 誕生日月「お好きなステーキ ペア 300g」
  • 来店1回ごとに、毎回ソフトドリンク1杯無料

 

メルマガ会員が参加できるパーティーがある

メルマガ会員になると「肉友パーティー」というパーティーへのお誘いが来るそうです。(どのランクになると来るのかわかりませんが)。

肉ともパーティーは参加費6,000円。

「結構高いね〜」と思いますよね。

でも、パーティーは、

  • ビール、ワイン飲み放題
  • じゃんけん大会で商品もらえる
  • 肉も食べ放題
  • 社長のスピーチあり
  • 生演奏あり
  • 帰りに2,500円分のクーポン配布

など、十分元が採れるくらい楽しいらしいです。

>>肉友クラブパーティー は「いきなり!ステーキ」主催の魅力的な 肉の社交会

社長が出てきて、楽しい空間を共有したらファンになっちゃいますよね。

 

ランキングで承認欲求も満たされる

肉マイレージには、食べた量がわかるランキングがあります。

1位はネットで話題になる「オフロスキw」さん。

2018年12月の時点で約1,400,000g(1400キロ)の肉を食べてますw

一番肉マイレージが貯まる効率が良い「ワイルドステーキ450g(1,850円)で考えると、支払合計金額は、

6,216,000円

実際は、いろいろなメニューを食べていると思うので、700万円以上いきなりステーキに使っているでしょう。

月間ランキングで1位の人は、一月で17,250円。

ワイルドステーキだと70,916円です。

一月でステーキ代で7万円って凄まじい。

ファンになると、これくらいのお金をお店に落としてくれるようになるんですね。

そう考えると、こういうファンを逃してしまうのはお店にとって大きな損害。

こういうファンを大切にすることが、お店の売上を上げ、売上の安定につながるのですね。

 

まとめ

いきなりステーキ!は出店ラッシュが続いていますが、どの店でも同じ様にファンがついてくれれば、経営は安定するのかもしれません。

いきなりステーキは、日本の外食産業として初めてアメリカの株式市場「NASDAQ」に上場しました。

人を大切にし、日本一働きたくなる外食産業を目指すという会社なので、応援したいです。

「いきなりステーキ!」のビジネスモデル解き明かすのに役立った本でした。

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