韓国出身の評論家で拓殖大学国際学部教授の呉善花さん(日本国籍)が親戚の結婚式に出席するために韓国に行ったところ、仁川空港で入国を拒否されたようです。
「産経新聞より」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130728-00000069-san-kr
呉善花さんは歴史問題などをめぐって韓国に厳しい評論活動で知られているため、韓国側の対日感情の悪化が入国拒否の理由だと思われているのですが、入国拒否をした職員は「上からの命令」としか言わないそうです。
この「呉善花」さんを調べてみると、元々は反日主義者だったのですが、日本に来日して親日派になり、歴史観を変えてさらには日本に帰化して日本人となったようです。また、2007年にも韓国から入国拒否をされていて、そのときは日本領事館から日本人への人権侵害の申し出があって入国できたそうです。
これは、韓国政府が呉善花さんを要注意人物にして入国を拒否しているのかもしれないのですが、こんなことをすればするほど韓国は国際的に非難されるだけで利益は無いと思うのですが、なぜこんなことをするのでしょう。
韓国の反日感情がすごいと言っても、呉善花さんひとりが入国しただけで政府の批判にはつながらないと思うのですが。入国したことに関して「政府は親日派の裏切り者を入国させた!」なんて国民が騒ぎだすとしたらちょっと国民性を疑います。反論があるのならば、こんな力技ではなくて正攻法で意見を主張すれば良いと思います。
韓国の反日教育は政府の求心力を高め、国民を一つの方向にまとめるための方法だと知られていますが、完全に間違った結果になってきていると思います。そもそも単一民族なのに国がまとまらないってどういうこと?
日本の明治維新のときのように国のあるべき方向性をちゃんと話し合い、攘夷が本当に必要なのかどうかを考えていかないと国際社会から孤立してしまうのではないでしょうか。
昔、オーストラリアで会った韓国人の友達は韓国という国を客観的に見る事が出来る人で、尊敬できる人でした。あれから10年近く彼には会ってませんが、こんな状況になってしまった韓国社会で彼が孤立していないか心配です。
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