日本でもLCCが活発化してきて、「ピーチ」や「エアアジア」「ジェットスター」などがテレビで取り上げられたりして有名になりました。実は、今まで一度もLCCには乗ったことがないのです。10年くらい前にヨーロッパにいた時にLCCはすでに有名になっていて、当時有名だったのが「ライアンエアー」100円で飛行機に乗れることもあると聞いてワクワクしましたが、結局日程が合わず使うことはなかったです。
そんなLCCに今回初めて乗ることになりまして、予約をしましたが最初はかなりビビリながら予約をしました。今回予約したのは「ジェットスター」ですが、予約をした際に気がついた「ジェットスターを予約する前に知っておいた方が良いこと5つ」をまとめてみましたので、これからジェットスターを利用しようと思っている人、またはジェットスターに興味がある人は参考にしてみてください。
今は路線がかなり増えていて、ジェットスターの路線も含めて、最安路線が簡単に検索できるようになっているので、ジェットスターで行くことが決まっている人も、一度検索してみてはいかがでしょうか?
ジェットスターとは?
ジェットスターとはオーストラリアの航空会社「カンタス航空」と「日本航空」「三菱商事」が出資してジェットスター・ジャパンが出来ました。
ちなみにカンタス航空は確かダスティン・ホフマンが自閉症患者を演じる有名な映画「レインマン」にも出てきていたと記憶しています。なぜカンタス航空が登場したかというと、ダスティン・ホフマンは飛行機に乗るのが嫌で、理由は墜落して危険だからと、今まで起きた航空機墜落事故をすべて記憶していてそれを弟役のトム・クルーズに伝えます。トム・クルーズは早く二人で飛行機に乗りたいので、「墜落事故を起こしていない会社は無いのか?」と聞くのですが、その答えがカンタス航空でした。
まあ物語ではアメリカの国内線の話だったので、カンタス航空は就航してなくて、結局は飛行機ではなく車で移動することになったという話です。余談でした。
そんなカンタス航空との出資で出来たジェットスター・ジャパンですが、やっぱりLCC(ローコストキャリア)というだけあって普通の航空券とはちょっと違います。
格安航空券を調べるサイトに出てこなかったりするので、自分で直接ジェットスターのサイトに行って予約をする必要があります。いろいろと覚えないといけないことが多いですが、一応、ぼくが初めて予約をしてみて「これは覚えておいた方が良い」ということを5つにまとめました。
1.一番最初は「MY JETSTAR」にメンバー登録をしておいた方が良い
一番最初に「MY JETSTAR」にメンバー登録をしておいた方が良いです。こちらから新規登録出来ます。
なぜ、一番最初にメンバー登録をした方が良いかというと、ジェットスターはネットでの予約が主流なのに、サイトのエラーがものすごく多いです。途中まで登録してもエラーになって何度もやり直したりしました。
初めて予約したのですが、サイトの接続状況がものすごく悪くて、せっかく入力した内容を再度打ちなおしたりすることでかなりイライラしました。
内容の打ち直しを回避するために、最初にメンバー登録をしておくと、ログインしただけでログイン状態になり、新しく自分の情報を打ち直さなくても良いため便利です。最初にやっておくと良いです。
メンバー登録のときに一番イライラしたのが、パスワードの設定です。表示には「8文字以上で大文字と小文字を使ってください」と書いてあるので言うとおりに入力しても何度もエラーになってやり直しになりました。最終的に数字も混ぜたら大丈夫でした。
だったら数字も混ぜるように書いておいてほしかった。
サイトの説明がわかりづらい…
2.セールの時間はサイトにつながりづらい
ジェットスターは定期的にセールをしています。
セールの価格はありえないほど安くて、例えば大阪→台北で片道2,000円だったり、大阪→マニラで片道4,000円だったり。セールの値段を見ていると正規の料金がわからなくなってしまって感覚がおかしくなるほど安いです。
台湾まで2,000円ってちょっと新幹線乗ったらすぐに2,000円超えちゃいますよね。
そんな魅力的な価格によって多くのお客さんを惹きつけるため、セールの開始時間になるとサイトがものすごく混雑します。
いくら予約しようとしてもサイトにつながらずにエラーが出てきます。このエラーは有名らしく、ジェットスターのシステムの弱さはネットで検索すると多くの人がぼやいています。
セールのチケットを取りたいのであればがんばるしかないですが、ぼくはセール以外のチケットを取るつもりだったのに、完全にセールの開始時間とかぶってしまって、エラーになりまくってイライラして、結局次の日の朝に予約したらすんなり予約できました。セールチケット以外の予約は時間をずらした方が良いです。
3.本当の最低料金は支払い手数料を足して考える
ジェットスターの予約には支払い手数料というものが必要になってきます。支払い手数料とは予約をするために支払う支払い方法に対する手数料です。ジェットスターのクレジットカードかバウチャーと呼ばれるジェットスターのクーポン券のようなもので支払えば無料です。
しかし、最初は普通クレジットカードで払いますよね。ぼくも沖縄の往復航空券を買ったのですが、一回の取引で300円かと思っていたら一枚の航空券につき300円らしく、結局二人で往復チケットを買ったので1200円プラスされました。
ジェットスターのサイトから予約するのが一番安くて、電話予約だと一番安くて2,700円。チケットが安いのに予約手数料で2,700円はさすがにもったいないですよね。国内線ならローソンのLoppiでも予約できるそうですが、こちらの場合は630円。それならネットで予約したほうが良いですよね。
支払い手数料は知っていましたが、4枚のチケットなら4回分かかるということを知っておいた方が良いです。
4.座席は指定しないとバラバラになることも
予約を進めていくうちに途中で気がついたのですが、座席の指定にもお金がかかります。ぼくが予約したときは一人250円でした。さらに、足を伸ばせるシートなどはもう少し高め。
そして、ちゃんと脅し文句も入っています。「座席指定をしないとグループで予約してもバラバラの席になる可能性があります」と。
気にしない人は気にしないと思うので良いですが、このあたりも普通の航空会社と違うので事前に知っておくと心の準備ができると思います。ちなみに、この料金表を調べようと思って検索してもなかなか出てこない。予約を途中まで進めないと出てこないようになっているのでしょうか?
今回はどんな感じになるか、行きは指定無しで、帰りは指定ありで予約してみましたが、結局隣に座ることができました。
5.荷物関係のルールは予め知っておく方が良い
LCCは基本的に荷物の制限は普通の航空券よりも厳しくなっています。ジェットスターも通常は、機内持ち込み手荷物1つと小型品目1つと決まっていて、機内持ち込み手荷物のサイズは、
・高さ 56cm
・幅 36cm
・奥行き 23cm
以内で重さは合計で10キロ以内と決まっています。
これ以上の大きさのものや重さのものは別料金がかかってしまうので注意が必要です。
予約するときに別料金を支払うかどうか選べるのですが、あとで空港で支払うとかなり高くなってしまうそうです。こういったところでもたくましくジェットスターは稼いでいるのですね。
行きは自分たちで荷物の重さをチェック出来ますが、帰りは難しいと思いこんなものをアマゾンで注文しました。
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安くてコンパクトなのでなかなか好評みたいです。1つもっていると帰りにお土産などが増えた場合には、先に荷物の重さを量って超過するようなら、事前に郵送で送ることもできるので安心だと思って買っちゃいました。
6.まとめ
今回予約してみて最初は結構ルールを覚えたりして大変だと思いました。しかし、一度やってしまえば次は簡単そうです。もし今回乗ってみてよかったら又利用したいです。(値段が魅力的ですからね)
LCCは賛否両論ありますが、ぼくは閉鎖的で高価だった航空業界に新しい風を吹かせてくれたLCCには感謝しています。もちろん、細々とお金がかかるシステムには腹が立つこともありますが、ちゃんと相手のルールに則れば格安で飛行機に乗れるというのは魅力ですし、そういったビジネスモデルも選択肢の1つとしてあるのは良いことだと思います。
正直今は無事に行って帰って来れるか、追加で料金が発生しないかなどの不安もありますが、初めてのLCCに多少ワクワクしています。それにしてもやはり値段で考えるとかなりお得ですね。
高速バスのような物だと考えれば気軽に海外にもいけるのでありがたいです。
今は路線がかなり増えていて、ジェットスターの路線も含めて、最安路線が簡単に検索できるようになっているので、ジェットスターで行くことが決まっている人も、一度検索してみてはいかがでしょうか?