使わなくなったハードデイスクがあったので捨てようと思っていたのですが、いざ捨てるとなるといろいろとセキュリティのことを考えてしまいます。
一応、中のデータは消去したのですが、ハードディスクの転送速度が遅すぎるため、普通に完全消去のために何度も削除すると、4日以上かかってしまうという表示が出たので諦めて、普通に一度削除をしてあとは物理的に破壊してみました。
1.外装を外す
本当は、安全に捨てるためにパソコン上でデータの完全消去の作業をしようと思っていたのですが、外付けハードディスクがかなり古い10年以上前の物で、USB1.0にしか対応しておらず、転送速度があまりにも遅くて完全消去のために7回上書きして消去する作業を繰り返すと4日くらいかかるという表示が出てきたので、一度普通に消去して、あとは物理破壊を試みることにしました。
パソコンの中に入っているハードディスクではなくて、外付けハードディスクなので、まずは外装を外す作業をします。外装を見るとネジで留めてある部分がなく、ツメではめ込んで留めている作りだったので、マイナスドライバーを隙間に挟んで、ツメを折って壊して外装を外しました。
外装を外すとこんなかんじにケーブルやら電子基板などが出てくるので、ケーブルと電子基板はうちの地域は金属リサイクルになるので、資源ごみの日に捨てます。ケーブルなどを外して、残りのプラスチックの外装を留めている部分をドライバーでネジを外してバラしは完成です。
これで、きれいにハードディスクだけになりました。
2.側面の銀色のシールを剥がす
先に、ハードディスクの構造を理解すると破壊がわかりやすくなると思うのですが、「バイオ ノートを徹底して分解した。」に掲載されているハードディスクの内部構造の画像を一度みると理解できると思います。要するに、ハードディスクの中には、ディスク(プラッタ)があってそこを破壊するとデータが読み込めなくなるので、そこを破壊すれば良いとのこと。
まずは、「ハードディスク物理的破壊の一例」というサイトを参考にさせていただき、作業をしてみました。最初にハードディスクの横についている銀色のシールを剥がします。結構厚い銀色のシールでしっかりと留めてあります。
シールを剥がすと内部が見えるようになります。この穴からディスク(プラッタ)が見えるので、マイナスドライバーを突っ込んで部分的に割ったり、傷をつけたりします。
このディスク、昔のフロッピディスクの中身のような黒い薄いディスクが入っていて、すぐに破れるだろうと思っていたのですが、意外と丈夫な金属っぽいディスクで破壊するのに手間取りました。
3.ドリルで穴を開ける
一部分だけ穴を開けるという作業をするだけで、データを完全に破壊できるのかどうかはわからないですが、ドリルで穴を開けてみました。ぼくが使っているのは、カインズホームで買ってきた3,000円くらいの電動ドリルで、バッテリーも内蔵されているので、充電してあればコードレスで作業が出来て便利です。
イケアの家具の組み立てや穴あけやネジ止めなど、かなり広範囲に活躍してくれるので、一家に一台あると便利です。
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電動ドリルを使って穴を開けていきます。
作業をしていて気がついたのですが、貫通したときに床に穴が開いてしまうと大変なので、作業台を使ってハードディスクを浮かせて作業しました。
ドリルで穴を開けていると金属のクズが出てきますが、これが風にまって目に入ったりすると大変なので、窓を閉めて袋の中に入れたりして作業をした方が良いと思います。
結構ハードディスクの外装が固く、時間がかかりましたが無事に中のディスクを貫くことができました。
これで、データの完全抹消とはいきませんが、復旧する側のハードルを高くすることで、簡単には復旧しないでしょう。データ復旧も手間とお金がかかりますしね。本当はディスクを取り出して粉々にしたかったけど、専用のドライバーがないと無理です。ハードディスクを分解するには普通のプラス、マイナスのドライバーでは無理で、星形のドライバーがないとネジを外せません。
我が家の工具セットにも星形のドライバーが入っていましたが、大きさが合わずだめでした。精密機器の分解のためにセットで1つ購入しようかと現在検討中です。
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あとは、「人力検索はてな」が今回は役にたちました。
「ハードディスクを物理的に使用出来なくする方法を教えてください。」
こちらの記事から自分にあった破壊方法を見つけるのも良いかと思います。