我が家の長男は2月が誕生日の早生まれです。
2月生まれだと小さい頃は同じ年の子に比べて体も小さいし、体の能力も劣っています。
最初は「心配だな」と思うこともありましたが、いろいろ考えて育児をしていくうちに早生まれのハンデは乗り越えることができたと思います。
そこで、早生まれの子供が心配な人のために、我が家で実践した子育てを紹介します。
早生まれで心配になったのは保育園
産まれたときは早生まれについてあまり気にならなかったのですが、保育園に入園が決まってから少し心配になりました。
長男が保育園に入ったのは1歳2ヶ月のころ。
4月入園だったのですが、ほぼ2歳になる子供と同じクラスでした。
クラスを見ると、うちの長男がたどたどしく歩いているのに対して、早い子は歩き回って片言で話すことができています。
ぼくは6月産まれだったので、早生まれを意識したことがなかったのですが、早生まれのハンデって小さいときはかなりあることに気が付きました。
そこで、早生まれハンデはいつまで続くのか調べてみました。
早生まれのハンデは小学校高学年で完全になくなる
小学校中学年、高学年の頃には学校の先生も「この子は早生まれ」とまったく意識することなく、差がなくなるようです。
社会に出れば1年の差なんて対して問題にならないですが、子供の頃の1年の差は大きい。
でも、小学校中学年までいけば関係なくなってくるんですね。
とはいえ、小さい頃に感じた早生まれのハンデは、子供の成長に影響があるんでしょうか?
早生まれで一番気をつけること
早生まれについていろいろ調べたところ、生涯にわたってハンデになりそうなことは、
- 自信を無くす
- スポーツの試合の機会が減る
ということくらいでした。
一つは小さい頃から他の子に比べて支度が遅かったり、運動ができなかったりすることで自信を無くしてしまうこと。
小さい頃の記憶が残って「自分は他の子供に比べて負けているんだ」ということが当たり前になってしまう場合があります。
もう一つはスポーツの試合に参加する機会が減ることです。
スポーツの世界は完全な実力主義なので、上手な人ほど試合に出る機会が増えます。試合に出れば出るほど、試合経験が増えていき、試合に出られない子との差がますます開きます。
とはいえ、スポーツでのハンデは最近は昔よりなくなっているようで、サッカーの日本代表にも早生まれの選手がたくさんいます。
早生まれで生涯ハンデになりそうなことは、結局2つくらいでした。
ということは、この2つを気をつければ早生まれでもハンデを感じなくなります。
我が家の長男は2月産まれで、現在保育園の年中です。
周りの子と比べてもハンデを感じるどころか、親目線では勝っていることのほうが多い気がします。
他の子に勝っていることとして、
- 短距離はクラスで早い方
- マラソンは学年でトップクラス
- フラフープも学年トップ
- 折り紙も得意
と運動面に関しては負けていません。
そのかわり「ひらがな」がやっと拾い読みできているくらいで、「カタカナ」はまだまだです。
勉強面では他の子に負けているところが多いと思います。
本人は運動に関しては自信を持っていて、他の子に対して劣等感を感じていません。
そこにいたるまでには、いろいろ考えて子育てをしてきたので、ここからは我が家で実践して早生まれの子供の子育てを紹介します。
早生まれだから と親が思わない
一番大切なのは親の心構え。
親が「この子は早生まれだから〜」と決めつけないほうが良いです。
我が家では「他の子ができるんなら、うちの子もできるでしょ」くらいに考えていました。
それは他の子に対する対抗心という形ではなく、楽観という感じでした。
本人がやりたいならやらせてみる
給食で箸を使っているという子がいたら、家で箸を使わせてみる。
「負けないように!」と矯正してやらせるのではなく、他の子がやっている新しい遊びをやってみたいというような感じで、やらせてあげていました。
早生まれはすでに周りにお手本がたくさんいるので、そういうときには便利です。
やらせてあげると負けん気が出て自分からやりたがりました。
箸を使えるようになったのは、クラスで早い方でしたし、オムツはずれも早かったです。
子供のうちはとにかく褒めてあげる
とにかくちょっとでも褒めるところがあれば褒めてあげていました。
褒めるポイントは「できた」ではなく「やろうとしている」こと。
やろうとしていることを褒めるのは結構簡単です。
- 競争に負けないように走る練習をする
- おむつを取るためにパンツをはく
- 自分でパジャマを着る
など「できた!」にこだわらないと褒めるポイントは意外と多いことに気が付きました。
挑戦することを褒めていれば、早生まれは同じ学年にすでにお手本がたくさんいるので、どんどん吸収していきます。
早生まれがちょっとお得なポイントです。
得意なことを伸ばす
早生まれのハンデで「自信をなくす」ということがありましたが、逆に自信をつけさせるために「得意なことを伸ばす」のが良いです。
できれば保育園、幼稚園でやっている活動がおすすめ。
走るのが速かったり、給食を食べるのが早かったり、ハサミが上手に使えたり、絵が上手に描けたり、パズルが上手だったり。
なんでも良いですが「これは他の子に負けない」というものが一つでもあれば自信につながります。
子供に話を聞くと「〇〇で勝った」「〇〇で褒められた」ということを教えてくれるので、それを家や休みの日にやってあげると伸びます。
得意なことが見つからなさそうだったら、まずは本人が「好き」なことでも良いです。
親は評価しにくいですが、ウルトラマンが好きなら「ウルトラマンと怪獣は誰よりも詳しい」でも良いんじゃないでしょうか。
幼稚園、保育園でやることを家で練習
自信をつけさせるためには、保育園や幼稚園で取り組んでいることを家で練習をするのがおすすめです。
いままで家で練習したことは、
- フラフープ
- 折り紙
- 箸の使い方
- なわとび
- パズル
- 自転車
- かるた
などです。
何を練習するかは子供の話を聞いたり、保育園、幼稚園の先生の話を聞いて、クラスで現在
- 何をやっているか
- 何が流行っているか
- 今後何を挑戦するか
などを聞いておくと良いです。
あとは子供に家でやりたいことがあれば、いっしょに家でやるだけ。
フラフープのときは、家族で練習していたのですが、すぐに子供に抜かれてしまい、今では完全に子供のほうが上手です。
まとめ
早生まれでも負けない子育てについて書いてきましたが、要点としては、
ポイント
- クラスでやっていることを家で練習
- 挑戦することに対して褒める
- 得意なこと、好きなことを伸ばす
- 「できない」と決めつけない
ことが大切だと思います。
ある程度自信がついてくれば、早生まれハンデを感じることがなくなり、あとはその子次第になるので、親の後ろめたさもなくなりますよ。