2月に注文したゾゾスーツがやっと到着しました。
注文したのも忘れかけていたのですが、手元に届くとうれしいものです。
注文した当時は本体は無料で送料200円だけが自己負担でした。「200円で体の採寸ができるハイテクスーツが買える!」ということで当時はすぐに注文しました。
さっそく開封してレビューして感想を書いていこうと思います。
計測システムが変わった?
ゾゾスーツはこんな感じの袋に入って郵便ポストに入っていました。
中を開けるとチャック付きの袋と一枚の紙が入っていました。
メッセージカードには到着が遅くなったお詫びとセンサー方式からマーカー方式へ変更したことが書かれていました。
以前の商品は真っ黒なデザインで胸の中央部分に電子部品がついていて、伸縮センサーにより体のサイズが一瞬でわかるというものでした。
新しいゾゾスーツは全身白い水玉模様のデザイン。
この水玉模様はマーカーになっていて、そのマーカーの位置をカメラで読み込むことでサイズを計測するようです。
前のデザインの方がサイバー的な感じで好きでしたが、まあ無料だからそんなに文句は言えないですね。
ちなみに原価は1枚1,000円だそうです。
もちろん単体配っているだけだと赤字なので、広告宣伝費として処理するようです。
袋を開けると、上下に分かれたタイツのような服と1枚の黒いカードが入っていました。
カードは高級感のあるマットな質感のプラスチック。
折り曲げてスマートフォンのスタンドにするようです。
ここにスマートフォンを置いて撮影するようです。
ゾゾスーツは目立つ水玉模様
本体を広げてみました。
タイツのような素材です。
腕に親指を入れる穴が空いています。
足にはかかとを出す穴があります。
とりあえず着てみました。
部屋の片付けができてなくて散らかっているのでモザイク加工しています。
ユニクロのタイツのような感触。
体にぴたっと密着します。
次は計測していきます。
手順と注意事項を確認
まずはスマートフォンで「ZOZOTOWN」アプリを立ち上げます。
次に「計測・その他」をクリック。
「計測をはじめる」をクリックします。
すると、計測までの手順が出てきます。
気になったので「計測データに関して」をクリックしてみました。
すると「3.第三者への提供は一切いたしません」と書かれていて、計測したデータはゾゾタウンを運営するスタートトゥデイグループだけで使用し、第三者への提供はしないそうです。
最近、フェイスブックのデータ提供が問題になっていますが、そういったことはなさそうで一先ず安心。
画面を戻して、計測の説明を見ていきます。
カメラを付属のスタンドに立ててスマートフォンの背面カメラで撮影するようです。
スマートフォンを置く位置はテーブルの端から20cm以内、テーブルの高さは役70cmが理想とのこと。
いろいろと設定が細かいですね。
そして、スマートフォンから2mほど離れて立つ。
時計を例に12時の正面方向から12回体の向きを変えて撮影していきます。
こんなイメージ。
一通り説明が終わると計測開始!
と、思いきや今度は服装チェック。
正しくゾゾスーツが着用できているかポイントごとに説明がありました。
タグが後ろ向きになるように着ないといけないようです。
袖口から親指を出します。
つま先からかかとを出します。
股下に空間ができないようにしっかりと上にひっぱり、その上にトップスをかぶせます。
髪の毛は上に上げましょう。
襟を伸ばしましょう。
いろいろとやることが多いですね。
ドットの位置を確認します。
これでやっと準備が終わりました。
これからがやっと計測です。
音声案内でとまどう
計測中はスマートフォンの画面を見ることができないので、音声案内に従って計測していきます。
音量を上げておきましょう。
またカメラへのサクセスを求められるのでOKしましょう。
音声の確認でスマートフォンが読み上げる数字をクリックします。
数字は毎回ランダムで変わり、一桁です。
やっと、、やっと、、、準備が終わりました。
次は音声案内に入るので、スマートフォンをスタンドに置いて、あとは音声の指示に従います。
とりあえずスマートフォンをスタンドにおきました。
そして、次の指示を待ちます。
、、、
何も指示がありません。
iPhoneの画面を確認してみますが「音声案内中」のまま。
仕方がないのでゾゾスーツを着たままiPhoneから適度に離れて立ってみることに。
、、、
無言です。
部屋には一人ですが、さすがに全身タイツをして一人で突っ立っていると恥ずかしくなります。
中学生のときに街なかを歩いていて宗教の勧誘を受けて、目をつぶって瞑想するように言われたときの、目を開けたら誰もいなかったらどうしようかと思ったときの不安感を思い出しました。
変な全身スーツを着て一人でiPhoneの前に立ち尽くしていました。
さすがにおかしいと思って、iPhoneの角度を直角くらいにして置いたらやっとしゃべりだしました。
「角度がおかしいなら言えよっ!」と一人心の中でアプリにツッコミ。
ここからはよく喋ってくれて、
「スマートフォンから2mくらい離れて立ってください」
とか
「もう少し前に来てください」
「もう少し後ろに下がってください」
「部屋が暗いようです」
などの具体的な指示が出て安心しました。
適度な距離感になったようで、やっと撮影開始。
12時の方向からちょっとずつ角度を変えて12回撮影します。
12回撮影が終わると、
「おつかれさまでした。計測結果を確認してください」
とメッセージが。
そこで画面を確認しますが「音声案内中」のまま。
ちょっと待ってみますが、そのまま。
iPhoneも熱い。
もしかしたら固まってしまったのかも。。。
「iPhone5sではパワー不足だったか、、、」なんて思って、「☓」ボタンをクリックしても動かないのでアプリを終了。
もう一度アプリを開いてみますが、計測結果は出てこなかったので、まさかの2回戦目に突入しました。
2回目は1回目よりも断然スムーズに撮影まで終了しました。
撮影中考えていたことは「とにかく早く計測を終わらせてゾゾスーツを脱ぎたい」ということ。
撮影が完了してiPhoneの画面を見るとまた同じ画面。
今度は気長に待とうと、iPhoneを電源につなぎ放置しました。
すると30秒から1分くらいで計測結果が表示されました。
ミリ単位の細かい計測データ
こんな感じでミリ単位で体のいろいろな部位の計測結果が出てきました。
作成された3Dモデルはグリグリ回すこともできます。
こんな感じで同じ身長、体重の人との平均を比べることができます。
食べても食べてもなかなか太れないので困っているのですが、やっぱり同じ様な体型の人は同じ様なサイズなんですね。
オーダースーツが安く買える!
ホーム画面に戻るボタンがなかったので、仕方なく「この体型データで服を作る」ボタンをクリックしました。
すると、計測したデータで作るオーダースーツのページへ。
通常39,900円ですが、今なら21,900円とのこと。
やばいっ、欲しい!
スーツって体型に合わせるとかなりかっこよくなると思っているので、一度はオーダーのスーツを着てみたいと思っていました。
税込み22,000円以下でオーダースーツって安いですね!
オーダーシャツは3,900円。
オーダーデニムは4,900円。
オーダーTシャツは1,200円と安い!
有名人などいろんな人の着用斜写真を見ることができますが、やっぱり体に合った服ってかっこいいですね。
ダイエットにも使える!!
体のデータを細かく計測してくれるので、ダイエットに最適なんじゃないかと思います。
データは保存できるので、お腹周りの推移を確認するのに便利そうですね。
評価
革新的で面白いのですが、意外と計測が面倒だったので星3つ。
2回挑戦したことで計測完了まで30分くらいかかってしまいました。
ゾゾタウンの社長が言うには計測完了まで3分とのことですが、それは計測しているときの時間であってトータルではかなり時間がかかります。
特に初めてだと注意事項や撮影手順を読むだけで5〜10分くらいかかるでしょう。
でも、がんばって計測して、体にぴったりのオーダーの服を買えば感動して、その苦労が取り戻せるかもしれません。
まとめ
ゾゾスーツについてまとめると、
・意外と面倒
・なかなか派手なデザイン
・計測しているときが恥ずかしい
・計測に失敗することもある
・時間に余裕があるときにやるべき
・オーダースーツが安く買える
という感じでした。
いろいろ文句はありましたが、正直なかなか面白い取り組みだと思います。
ゾゾスーツ単体では評価は星3つでしたが、これでオーダーの服が簡単に買えるようになるなら良いのかなと。
ゾゾタウン的にもサイズを正確に測ってくれた方が、サイズ違いの注文ミスが減らせて労力が減ると思いますし、体に合った服の提案をしやすいのではないかと。
これ本来ならユニクロがやるべきなんじゃないかと思う仕組みですね。
ゾゾタウンはいろいろなブランドを扱うセレクトショップ的な位置づけですが、このデータを元に独自ブランドの「ZOZO」の服を増やしていくようです。
オーダースーツ、シャツ、Tシャツは気になるので、購入したらまたレビューしたいと思います。