家族で外食に行くとき、定期的に行きたくなるのが「回転寿司」です。
最近の回転寿司は寿司のほかに、ラーメンやうどん、つまみやスイーツにもこだわっていて、家族連れで行っても誰も好きなものがあってみんなが楽しめる場所ですね。
回転寿司に子供を連れていくときに「こんなに寿司が好きなら、寿司とネタの元の魚がわかる絵本があれば良いのに」と思っていました。
そんなときに見つけたのが「おすしのずかん」です。
寿司ネタの元になった魚の紹介があるのですが、魚の絵がリアル過ぎず、デフォルメし過ぎず、絵本としてさらっと読めてちょうど良いです。
おすしのずかん
基本情報
- 作 大森裕子(おおもりひろこ)
- 監修 藤原昌高(ぼうずコンニャク)
- ジャンル 図鑑 お店 教育
- 出版 白泉社 コドモエのえほん
ぼうずコンニャクとは誰か?
「おすしのずかん」で監修をしているのが「ぼうずコンニャク」という方です。
自分のホームページで魚に関する情報を公開していて「市場魚介類図鑑」というサイトを運営しています。
魚などの魚介類に関する知識がすごく「からだにおいしい魚の便利帳」などの本を書いたり監修をしたりしています。
「すし図鑑」は2000種近い著者のデータベースから比較的ポピュラーなネタを紹介しています。
もともと買おうと思っていた本ですが、メルカリやアマゾンの中古本でもぜんぜん値下がりしない人気の本です。
今回の「おすしのずかん」では、そんなぼうずコンニャクさんが監修をしています。
「おすしのずかん」のあらすじ
お寿司の図鑑はペンギンが経営するお寿司屋さんにお寿司を食べに行くところから始まります。
最初は「あかいおすし」のページで、赤みのネタが見開きいっぱいに描かれています。
「ごちゅうもんは なににしますか?」と読むと、本を読んであげていた次男が好きなネタを指差ししてくれました。
「かしこまりました。しょうしょう おまちください」というセリフがあるので、親子でお寿司屋さんごっこができます。
次のページは迫力の見開きで、ネタ元の魚が泳いでいる姿を見ることができます。
「かじき こうそくどうろをはしるくるまくらい、はやく およげる」などの小ネタが書かれているので、記憶に残りやすい。
その後、
- しろいおすし
- ひかるおすし
- そのほかのおすし
- のりでまいたおすし
と続いていき、それぞれのページで好きなネタを注文していきます。
子供といっしょに読むと、子供がお客さん、親が寿司屋の店員になったままごとのような感じになって楽しいです。
最後には注文を受けたペンギンが魚から寿司をつくり、お店でお客さんにお寿司を提供します。
食欲の湧いてくる絵
寿司の絵がとてもおいしそうで、ご飯前に子供に読んでいたらお腹が空いてきました。
危険な本です(笑
リアルですが、温かみのある寿司の絵と、寿司ネタの元になった魚の絵で、寿司は魚から作られているということが勉強できます。
5歳の長男よりも食いしん坊の2歳半次男の方がこの絵本が好きで「うなぎ、うなぎ!」と興奮していました。
回転寿司がより楽しくなる
回転寿司は週末になると大混雑していることが多いのですが、この本を持っていけば待ち時間に楽しく勉強ができそうです。
ただし読んでいるとお腹が空いてくるという危険性もあるので注意してください(笑
回転寿司が好きな子供は多いので、プレゼントにしても良い絵本だと思います。