江戸東京博物館で開催されていた「大関ヶ原展」。
気になっていたのですが、ついに行ってくることができました。想像以上に面白く、展示品の充実ぶりや武将たちが残したものに関ヶ原の戦いの凄まじさを感じ取ることができました。
江戸東京博物館には小学生の頃に修学旅行で来た思い出があり、多分今回で2回目だと思います。
車で行ったのですが、午前中だったため駐車場に停めることができました。もちろん有料ですが。
1階の入り口から入っていきチケット売り場に行くとさっそく混雑していました。5分くらい行列にならんで大関ヶ原展と通常の常設展のチケットを購入。
混雑するだろうと先に企画展である「大関ヶ原展」に行くことにしましたが、すでに大混雑。
入り口を入ると最初に大きな関が原の合戦屏風絵が飾られていて、さっそくそこから大混雑していました。
今回子供もいっしょに行ったのですが、館内で無料で貸してくれるベビーカーに乗せていたら大泣き。さすがにこういう場所で大泣きはちょっと、、、と思ったので、奥さんと交代で見ることにし、先に子守のためにいったn外にでました。
常設展に行ったり外に出たりしてあやしているうちに奥さんから電話がかかってきて交代しました。
大関ヶ原展は最初に大きな合戦屏風絵が飾られていましたが、そのあとは関ヶ原の戦いに至るまでの流れの時系列に沿った展示になっていてわかりやすいです。
最初の方は上杉関係の書状などで大河ドラマでも有名になった直江兼続の書状のありました。その後は、東軍西軍に分かれ始める中、黒田長政が奔走して各地の武将宛に東軍に味方をするようにあてたという書状が展示されていました。その横には長政が徳川家康からもらったという兜が展示されていました。
その後は、なんと鳥居元忠がクローズアップされて小手や兜などが飾られていました。
そして、関ヶ原へ。
本線だけではなく、徳川秀忠の大群を食い止めたということで、真田家に関する展示もありました。
本戦のところの展示では徳川家康が来ていたという具足。実はこれ静岡市美術館でも見たことがあるので今回2回目です。同じく2回目の金の馬印もありました。
そして徳川四天王の榊原康政の甲冑。軍配の展示もあったのですが、よく見ると軍配に穴が開いていてそこには拡大レンズが取り付けられていました。戦国時代にはすでに双眼鏡のようなレンズもあったのですね。
徳川四天王の鎧がすべて集まるという触れ込みだったので、本多忠勝の甲冑を楽しみにしていたのですが、残念ながら展示されていませんでした。多分、展示品の入れ替えがあったのでしょうが残念です。ただ、本多忠勝が所有していた天下三名槍の一つ「蜻蛉切り」が展示されていたのはラッキーでした。
関ヶ原の戦いも最後の方になると、石田三成が持っていて刀などの展示や島左近の兜と言われる兜がありました。その兜は他の東軍の鎧や兜に比べてぼろぼろで前立てもなくなっています。
戦で勝ったものと負けたものの違いがわかり、関ヶ原の凄まじさがわかりました。
壁に立体的につくった地形にプロジェクターの映像を映して関ヶ原の戦況を解説する動画もなかなかでした。最初の布陣を見ればそりゃ西軍が勝つと思うよと言う感じですが、やっぱり戦況は小早川秀秋の裏切りによって変わったとわかります。
西軍がみんな逃げて最後に残った島津義弘が中央突破して逃げたのはかなりピンチだったことがわかりました。
最後にはお土産コーナー。
武将たちの家紋を使った商品や等身大の着ることができる鎧兜が100万円以上で売られていました。
その後は常設展を見に行きました。
エレベーターで上に上がり出ると、体育館のような広い空間に橋がかかっていました。
たぶん日本橋の復元だと思うのですが室内につくるってすごいですね。そういえば羽田空港の国際線にもあったような。やっぱり日本の道の中心なので日本人は日本橋が好きですね。いつか上の首都高をどかして欲しいと願ってます。
下には歌舞伎座もあり、かなりの迫力です。
昔来た時と違うかなと思ったら、最近リニューアル工事が終わったようです。
他にも江戸や昔の東京のジオラマがあったり、江戸から東京に移り変わる歴史がわかる展示があったのですが、大関ヶ原展で疲れてしまって、流し見する程度でした。
それでも展示は面白いので、今度ゆっくりまた来たいです。
大関ヶ原展、歴史好きにはおすすめです。