最近賃貸住宅でもDIYを楽しめるグッズが増えてきていて、その中でも一番人気と言って良いんじゃないかと思う商品が「ディアウォール」です。
始めてこれを知ったときには衝撃を受けました。
だって、賃貸住宅に勝手に柱を立てて、棚作ったりできちゃうんですよ! しかも、突っ張り棒のようにはめ込むだけなので、設置も撤去も超カンタン!
そこで、以前から子供用の絵本だなを作りたいと思っていたので、デッドスペースだった廊下に子ども用の絵本棚を作ってみました。
ディアウォールって何?
ディアウォールを知らない人に簡単に説明。
ディアウォールは2×4(ツーバイフォー)というサイズの木材にはめ込むことで、木材を突っ張り棒のように使える商品です。ツーバイフォー材は断面サイズが約38mm×89mmのサイズで、一般的なホームセンターならだいたい売っています。
ディアウォールはアマゾンで上下の1セットで900円くらいで売られていました。
ディアウォールを使って壁に柱を作り、そこに棚を作ったりできます。
こんな感じに柱となる木材の上下にディアウォールをはめ込んで、床と天井の間に柱を作ることができます。
同じような商品で「ラブリコ」という商品がありますが、今回はディアウォールを購入して使ってみました。
平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4アジャスター オフホワイト DXO-1
ディアウォールのパッケージの中には上にはめる部品と下にはめる部品、そして、高さ調節用のスペーサーが付いていました。
スペーサーはガタツキがあった場合に高さを調整するために使います。
まずは簡単な設計図を作ろう!
最初に手書きでいらない紙に簡単な設計図を作ると良いです。
設置場所にどのように設置するか考えて、必要な長さの木材と材料を書き出すと買い出しのときに迷いません。
一番大切なのは天井から床までの長さ。これはきっちり測ってください。
こうして必要なものがわかりました。
・ツーバイフォー材 2本
・ワンバイフォー材 1本
・L字金具 8個
・細い棒 3本
・ネジ 大 22本
・ネジ 小 32本
・ディアウォール 2セット
必要なものを書き出してメモを持って買い出しにいきました。
DIYスペースがあるホームセンターがおすすめ
近所の大型ホームセンターに行きました。
木材コーナーでさっそくツーバイフォー材を発見。
ツーバイフォー材って安いですが、安いものは品質はあまり良くないので注意が必要です。
購入するときには
・なるべく曲がっていないもの
・なるべくフシが少ないもの
・樹液が固まっていないもの
が良いと思います。
曲がっているかどうかは床に置いてみるとわかります。安いものはフシが多いので、そこは仕方がないかもしれません。
樹液が固まっている部分は、売り場では固まっていても、温かい家に置いておくと樹液が溶けてタレてしまうし、樹液があった部分に空洞ができてしまうので注意が必要です。
なんてことを偉そうに書いてますが、 実際に自分が買った木材はねじれていて、棚と柱の間に隙間ができてしまいました。
あとはL字金具やネジなどを購入。
木材は有料でカットもしてくれますが、今回は簡単だったので自分でDIYスペースを使ってカットしました。
ここでは他に電動ヤスリなどもあったので、下処理はほとんどホームセンターで済ませました。
ツーバイフォー材のカットは説明書によると床から天井までの高さよりも45mm短い長さにするようにと書かれていますが、ネットの情報を見ると45mmだとガタついたという情報があったりして、40mmで切断している人が多いようです。
まあ、短くしてしまうと元に戻せないですから、長めに切れば間違いないかも。
僕はL字金具を購入しましたが、専用の棚受けも売られているので、デザインにこだわる方はそちらも良いかもしれません。
カットした木材はなんとか車に入り運ぶことができましたが、もし運べなかったらホームセンターの軽トラを借りるつもりでした。
カインズならホームページからトラックを借りられる店舗なのかを確認できて便利です。
時間に余裕を持って作業を
家にたくさんの木材を運び込んで作業するには広いスペースが必要なので、この日は朝から奥さんに子どもを連れて外出してもらいました。
塗装をすると乾燥の時間も必要なので、なるべく時間に余裕を持っておいた方が良いです。
こんな感じに床に木材を置いて作業。
仕上げのヤスリがけはベランダで済まし、室内では蜜蝋ワックスを塗り込みました。
蜜蝋ワックスは木目をそのまま活かせるので気に入っています。
少量を付けて伸ばしていきます。
うす〜く、うす〜く全体に伸ばしていきます。
蜜蝋ワックスが乾いたら組み上げていきます。
木ネジをツーバイフォー材にねじ込んで組み上げていきますが、そのとき電動ドライバーがあるとかなり便利です。
安いものは3,000円くらいで売られているので、今後もDIYをやっていきたいという人は購入した方が良いです。作業効率が全然違います。
友達はドライバーを使って腕だけで組んだそうですが、かなり大変だったと言っていました。
一人で作業し、なんとか全部組み上げることができました。
今回は幅のある大きなものだったので、こういうものの場合は二人で作業した方が絶対に良いです。
設置場所は廊下で、3つの本棚と1つの飾り棚を作りました。
一番下の段は1歳の子どもが自分で絵本を取れるように、2段目の棚は3歳の子どものために。
真ん中あたりには子どもが作った作品が飾れる棚を付けました。
子どもは自分が作ったものを飾ってもらうとやる気が出ると聞いたので、棚には子どもの作ったレゴブロックを飾りました。
1歳の子どもが届く位置にしてしまうと飾り棚の上のものを落としてしまうので、子どもの手の届く高さを計算した高さにしました。
一番上は夫婦の棚として、読みかけの本や雑誌を置いておくスペースにしました。
一番上のスペースは子どもでは届かないので、子どもに触って欲しくないものをちょっと置くときにも使っています。
ハロウィンのときには飾り付けもしてみました。
飾る場所があると楽しいですね♪
絵本が落ちるトラブル発生
しばらく使っているとたまに絵本が壁と棚の隙間に落ちてしまうことがありました。
定期的に落ちるので結構ストレスです。
ディアウォールの性質上、壁に完全にピッタリくっつけて設置できなかったからだと思います。
そこで、丸くて長い棒を買ってきてその隙間を埋めることで解決しました。
なんだかんだありましたが、収納スペースができて良かったです。
評価は★★★★★
ディアウォールは賃貸住宅でも壁を傷つけないで使える画期的な商品でした。
今まで諦めていたDIYができるようになり、家に欲しかったものを作れるようになり大満足です。
デザインもすっきりしていてインテリアに溶け込むのが良いですね。
人気な理由もわかります。
まとめ
ディアウォールについてまとめると、
・賃貸でも壁付けの棚が作れる
・壁も床も傷つけない
・切断は45mmよりも40mmの方が良い
・一人でも組み立てられる
・電動ドライバーがあると楽
・シンプルなデザイン
という感じでした。
今までは背表紙しか見えない本棚に絵本を収納していましたが、表紙が見えるように置くことで、子どもが勝手に本を出して読むようになりました。
これだけでも作ったかいがありました。
図書館で借りた本や買ったばかりの本などを並べておくと勝手に興味を持って読んでくれるので、子どもを本好きにさせるには良いと思います。