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沼津港深海水族館、シーラカンスミュージアムに行ってきた〜前半

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最近、ちょっと話題になっている静岡県沼津市にある「沼津港深海水族館」。多分、ネットでのダイオウグソクムシの記事や、NHKスペシャルでダイオウイカが放送されたことなどで、深海魚がブームになったことも話題になった理由だと思います。

そんなわけで、気になっていたのでちょっと「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」に行ってきました。ちなみに、これが正式名称っぽいです。

1.沼津港深海水族館 シーラカンスミュージアムの概要

住所  :静岡県沼津市千本港町83(港八十三番地内)

営業時間:10:00〜18:00(7月中旬〜8月末は19:00)まで

休館日 :年中無休

公式サイト:http://www.numazu-deepsea.com/

入場料 :大人1600円(高校生以上)

     子供800円(小・中学生)

     幼児400円(4歳以上)

アクセス:電車の場合

     JR東海道線「沼津駅」南口よりバスで約15分

     「沼津港」下車

     車の場合

     東名沼津インターチェンジより車で約20分

     新東名 長泉沼津インターチェンジより車で約20〜30分

電話番号:055-954-0606

 

2.沼津港深海水族館の無料駐車場

今回、車で行ったので駐車場探しにちょっと手間取りました。10年以上前にも沼津港には来たことがあるのですが、当時はまだ今のような感じできれいに整備された観光地ではなく、漁港と食事処があるという感じで結構すいているイメージで適当に車を停めることができました。

しかし、今は結構観光地かされて、きれいになっているので観光客も多く、有料の立体駐車場も出来ています。なんとなく、以前、無料で停めたことがある者としては駐車場にお金を払うのがもったいない気がして、以前と同じように漁港を抜けて、左手に立体駐車場を見ながら堤防の手前を右に曲がり、堤防沿いの駐車場を探しました。かなり混んでいたのですが、たまたま一台空いたのを発見して無料で車を停めることができました。観光地として栄えるのも良いですが、昔の静かな感じも好きだったんだけどな…

 

3.沼津港深海水族館は港八十三番地内にある

とりあえず、無事に車を停めることが出来たので、水族館に向かいます。沼津港深海水族館は「港八十三番地」というきれいに整備された一角にあるそうです。とりあえず、漁港のおみやげ屋などを素通りしながら、人が多そうなところに向かって少し北に歩いて行くと「新鮮館」という建物の向かい側に「港八十三番地」はありました。

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港八十三番地は浜焼きの店「浜焼きしんちゃん」や海鮮丼の店「DONどこ丼」天ぷらの店「とらてん」回転すし「活けいけ丸」、ハンバーガーの「沼津バーガー」、あとは、普通のカフェと親子カフェ、おみやげ屋があります。飲食店と水族館の複合施設のような感じです。

以前は、こんなものなかったのにいつの間にできたんだろう…

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しかし、雰囲気は悪くないです。なかなか面白い感じはします。

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今回、昼ごはんはちびっ子が一人いたので、ここにある「親子カフェノーチラス」で食べました。

あとで、知ったのですが水族館のレシート提示で、このあたりの店は10%OFFになるそうです。ってことは、先に水族館に行ってからご飯食べたほうが良さそうですね。そんなことは知らなかったので先にご飯を食べてから水族館に行きましたが。

港八十三番地の一番おくに「沼津港深海水族館 シーラカンスミュージアム」はありました。

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4.まずは、「ダイオウグソクムシ」

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夏休みの最後の方の週で、しかも土曜日の午後2時くらいだったので、水族館はかなり混雑していました。しかし、入場制限になっているということもなく、普通にチケット買って入ることは出来ました。大人一人1,600円ですが、ちょっと規模の割に高そうな気はします。まあ、入場料が妥当かどうかは中を見てから評価しましょう。

入り口を入るとすぐに会えるのが「ダイオウグソクムシ」です。さすがに、深海水族館の人気物だけあって結構な人だかりが出来ています。

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水深800mに生息している世界最大のダンゴムシです。水槽の中には30cm以上もある大きな白いダンゴムシが10匹くらいいました。みんなおとなしいです。ダイオウグソクムシは「海の掃除屋」とも呼ばれていて、海底の動物の死骸や弱った生き物など何でも食べてしまう雑食系のようです。最大50cmにもなるそうです。見た目は確かにダンゴムシなんですけど、あまりの大きさにダンゴムシの仲間とは思えないです。地上にもたくさんいるダンゴムシは海底の深くにも生息しているんですね。地球上のいろんなところにいるダンゴムシの仲間の生命力のすごさを感じます。一生懸命写真を撮ろうと頑張ったのですが、深海の生物はフラッシュなどの光に敏感なため、フラッシュやフォーカスライトも使わないでくださいとのことで、うまく撮影出来ませんでした。

次は、そのまま順路に沿って海の生き物を見ていきます。

グロテスクな物を発見してしまいました。これは、「アデヤカキンコ」というナマコの仲間で、海中のプランクトンを食べるようです。刺激を与えるとサポニンという毒を放出するそうです。昔のファイナルファンタジーの敵モンスターで出てきそうなフォルムです。

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いかにも色的に「毒だしますよっ!」って感じがして触りたくない感じがします。

縦になって泳ぐ不思議な魚がいました。

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これは、「ヘコアユ」という魚で、水深3m〜20mに生息していて、頭を下にして、逆立ちの状態で暮らしているそうです。薄くて細長い体が産後の隙間などへ隠れるのに役だっているとのことです。それにしても、なんで縦になっているんだろう? 上下に揺れているように泳いでいて、そんなに逃げるのが早そうでもないし、タテ泳ぎの利便性を感じられない。生物の進化には理由があるのが普通なので、このタテ泳ぎにも何か理由があるのかと考えてしまいます。

ファインディング・ニモにも水槽の仲間たちの中で出てきた「ハリセンボン」がいました。

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写真がぶれてしまってすいません…。ハリセンボンは水深5m〜40mに生息していて、体中にハリがあり、敵に襲われるとハリを立てて身を守るそうです。「ハリセンボン」(針千本)っていう名前ですが、実際のハリの数はそんなに多くなく、350本くらいだそうです。「針五百本」とかじゃ言い難いから、言いやすいように針千本にしたんでしょう。水槽の上の方をプクプクと浮いていて可愛かったです。一度膨れたところも見てみたいです。

こちらは、「カワテブクロ」という生き物です。

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水深5m〜40mに生息していて、野球のグローブのような姿から「カワテブクロ」という名前が付けられたそうです。確かに、似ている。砂の中の有機物を食べて暮らしているそうです。よく見ると星形の先端のところが少しだけ裂けてますが、あの裏に何か触手のような物がついていました。その触手のようなものでサンゴにくっついたりするのだと思うのですが、近くで見ると結構グロテスクでした。

写真は無いですがヒトデの仲間で5本の腕があって、その腕を蜘蛛の巣のように大きく広げて餌を捕らえる「テヅルモヅル」という生物がいました。なんだか吉本の芸人でいそうな名前でした。

砂の中から出てきているムーミンに出てくる「にょろにょろ」のような生物は「チンアナゴ」というアナゴの仲間です。

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にょろにょろしていて結構可愛かったです。チンアナゴは水深10m〜20mに生息していて、数十匹から数百匹でコロニーを形成して、砂の上から体の半分ほどを出して、流れてくるプランクトンを食べているそうです。砂の中に体が半分隠れているのは、やっぱり身を守るためなんでしょうか?

小さな水槽をいくつも抜けるとちょっと大きめの水槽があって、カクレクマノミなどのきれいな魚が展示してありました。

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しかし、さすがは深海水族館。グロテスクな生き物が何故か多いです。ブツブツの大きなナマコ「バイカナマコ」と黄色と黒のシマシマのエクレアに似た「エクレアナマコ」がいました。

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ブツブツの方の「バイカナマコ」は水深10〜30mに生息していて、乾燥したものは中国では高級食材になるそうです。一方のエクレアナマコは見た目はエクレアに似てますが、実際の味は苦くてまずいそうです。っていうか食べて確かめた人がいるんですね。勇気あるな〜。まだ、オーストラリアと沖縄でしか見つかっていない珍しいナマコなんだそうです。

 

5.駿河湾の水槽

多分、沼津港深海水族館の中で一番大きいのが「駿河湾」の水槽です。日本一深い海の駿河湾に生息する生物を展示しているとこのとですが、一番気になるのが「タカアシガニ」。

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とりあえず感想としては「美味しそう。」隣にいた人も同じことを言っていました。カニを見たらみんな同じ気持になるんですね。

丸く出っ張った窓があって、そこからは魚がよく見れました。虫眼鏡のような機能になっているんでしょうか?

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ちょっと長くなってきたので、ここからは後半に分けます。

つづく…

「沼津港深海水族館、シーラカンスミュージアムに行ってきた〜後半」

 

館長の石垣さんの書いた本が安くてDVD付きでかなり売れてるみたいです。

by カエレバ

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