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映画「クレイマー・クレイマー」の感想(ネタバレあり)

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「クレイマー・クレイマー」という映画の名前は知っていましたが、なんとなく見る機会がなく、そこまで興味がわかなかったので、ずっと観ていなかったのですが、今回、勧めてもらったこともあって観てみることになりました。

1.クレイマー・クレイマーのあらすじ

仕事一筋で生きてきた家庭を顧みないダスティン・ホフマン演じる父親がある日家に帰ってくると、奥さんが子供を残して家を出て行ってしまいます。最初は、子供と取り残されて途方にくれていましたが、だんだんと子供と話ができるようになり、子育てもできるようになってきて、父と子の絆ができてくるのですが、そこで母親が登場し子供の親権を得るための裁判が始まるという話です。

邦題の「クレイマー・クレイマー」という名前がなんとなく、作品のイメージが湧きにくくて嫌いだったのですが、これは原題だと「クレイマーVSクレイマー」となり、クレイマーさんとクレイマー婦人が争うという意味になります。原題のままの方がわかりやすかったのに、なんで「VS」を取ってしまったんでしょう?

 

2.子供が可愛すぎる

この子役の子の演技がとても上手です。演技と一切感じさせないわざとらしさがまったくないです。それに子供らしさが出ていてとてもかわいらしいです。この子の演技はこの映画を観るうえで、一つの焦点になると思います。

 

3.ダスティン・ホフマン

トム・クルーズと出演して、自閉症の兄貴の役を演じた「レインマン」以外でダスティン・ホフマンを見たことなかったですが、さすがに良い演技をします。

しかし、観ていてところどころレインマンっぽい演技もありました。まあ、それだけあのときの演技がうまくて印象に残っているということでしょう。

 

4.ストーリー

自分も男なので、父親になったときに子供に良い父親と思ってもらえるか心配になりました。そして、一番この映画で感じたのは「子供の親権を争う裁判は悪いことしか生まない」ということです。

共同生活を今までしていて、信頼してすべてをさらけ出しあった夫婦が子供を奪うために闘うのですからお互いの攻撃も相手を直接傷つけることになりますし、もしかしたらお互い一緒に戻れたかもしれない可能性を失くしてしまいます。

二人の裁判を見ていた主人公の友人が、元の旦那さんとヨリを戻したと言っていましたが、確かにあの裁判を見ていると子供の親権について裁判で闘うことなんて馬鹿げていると思いました。

子供の幸せ、普通の家庭でいられる幸せ、そして、仕事ばかりに目を向けていないで、家庭にも目を向ける大切さをこの映画から学びました。

 

by カエレバ

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