性別、年齢かかわらずいろんな層の人達に人気の「のだめカンタービレ」ですが、ついに最終話まで読み進められました。今まで20巻くらいまでは読んだことがあったのですが、なかなか次の巻を読む機会がなくて止まっていましたが、最近、たまたま読む機会があったので最終巻の25巻まで一気に読んでしまいました。
1.やっぱりのだめは面白い!
やっぱりのだめは面白いです。基本的に少女マンガは読まないですが、「花より男子」と「のだめカンタービレ」は完全に別格です。少女マンガというと恋愛絡みの作品が多いですが、のだめも一応恋愛は絡んでいますが、それ以上に友情や成長などいろんなことがからみ合っていて面白いです。そして、今まで興味がなかったクラシック音楽をとてもわかりやすく解説してくれているのも、クラシックを知らない自分としてはありがたかったです。
不思議なのだめと完璧主義者の千秋の掛け合いも面白く、笑いの要素も入っていて、かなり完成された作品だと思います。
2.最終話に不満が…
一応25巻が最終巻だとは知っていたので、最終話に近づいていくのを感じながら読み進めて行ったのですが、なんだか25巻に入っても盛り上がっていく様子がありません。
最終話っていうと普通は、今までで最大のピンチが訪れて、それを乗り越えて感動のフィナーレという感じですが、確かにピンチはピンチという場面もありましたが、今までと変わらない感じの展開です。
千秋が初めてオペラの指揮を振るということで、当初のライジングスターオーケストラでオペラをやるのですが、また、濃いキャラクターたちが登場して物語をかき回していきますが、最終的にはオペラも無事終了して、最後に千秋が結婚指輪をのだめに渡して終わりという形で終了します。
なんだかとても「さらっと」終わってしまってあっけないです。もう少し盛り上げて終わってくれてもよかった気がします。
3.もしかしたら続編あるのかな?
続編あるかもって感じで終わっています。期待させる感じというか、すぐに続きをかけそうなくらいに、物語の途中で終わっているという感じです。そういえばのだめと千秋の協奏曲もまだちゃんとやってないし。
続編を是非書いてほしいです。のだめがクラシックを日本中に広めたという功績は素晴らしいと思いますし、ぜひ、続きを描くことで更にクラシックを紹介してほしいと思います。
それにしても、黒木くんとターニャがくっつくという展開はちょっと。今後どうなるかその辺も楽しみだったのですが(笑
二ノ宮 知子 講談社 2010-12-01
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