書評(本)

バナナフィッシュ「吉田秋生」のあらすじと感想

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「バナナフィッシュ」というマンガは以前、友達に面白いと薦められて知っていましたが、なかなか読む機会がなかったのですが、たまたま数年ぶりにバナナフィッシュを見つけたので、ついつい衝動買いをして読んでみました。

最初は、昔のマンガのノリや流行にイラッとしましたが、読んでいるとどんどんと引き込まれていく内容で、一気に読んでしまいました。

 

・あらすじ

ニューヨークに現地のストリート・キッズの取材に来ていたカメラマンの伊部俊一とその助手の奥村英二は、取材のためにストリート・キッズの隠れ家に訪問し、そこで、ストリート・キッズのボスであるアッシュ・リンクスに出会います。アッシュ・リンクスはコルシカマフィアのボス、ディノゴルツィネが隠していた「バナナフィッシュ」の謎に迫り、襲撃を受け、たまたま取材に来ていた奥村英二は騒動に巻き込まれてしまいます。

それと平行して、ベトナム帰還兵で記者のマックスロボが、友人がベトナムで発狂して亡くなった原因を探しているうちに同じく「バナナフィッシュ」という言葉にたどり着きます。

「バナナフィッシュ」をめぐって大勢の人の運命は変わっていき、やがて大きな陰謀が出てきます。コルシカマフィア、中国マフィア、さらにはアメリカの政府も絡んでくる壮大なストーリなり、わくわくしながら一気に読んでしまいました。

 

・キャラクター

アッシュ・リンクスの魅力がとても大きい作品です。アッシュはIQ200以上で、コルシカマフィアのボスのディノゴルツィネから勉強と戦闘の英才教育を仕込まれた天才児で、ストリートキッズの中にいるけど、その能力の高さはひときわ目立っています。しかし、金髪で顔も女の子のようにきれいということもあり、幼いころ性的虐待を受け心の傷を負って傷ついてしまいます。

完璧なようでいて、心はとても傷ついているアッシュに対して、純粋な英二がアッシュの心を癒してくれて二人は友達になっていきます。個人的には英二の守られている感がお姫様のような感じであまり好きではないですが、ちょっとBLっぽい雰囲気が人気なのでしょうか。

 

・ストーリー

途中まではバナナフィッシュをめぐる戦いでしたが、途中からなんだかアッシュを手に入れるための戦いになっているような気がして、ちょっと冷めてしまいました。アッシュと英二が交互にさらわれて、それを仲間と助けにいくという展開がパターンになり、そのためにより強い敵が出てくるというのは、なんとなくストーリーにつまってしまったようなところを感じられましたが、最後はうまくまとめていると思います。

これって少女マンガだったの?っていうくらいの練り込んだストーリーと、ストリートキッズやマフィアなどの話の内容ですが、これって受け入れられたのでしょうか? でも、ちゃんと連載が続いていたということは、指示されていたんですね。

 

最終話についての話とネタバレは別の記事で書かせていただきます。

by カエレバ

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