〜〜明治時代の名建築に出会える「明治村に行ってきた〜その3 夏目漱石、森鴎外の家〜〜
の続きです。つぎは、西郷従道邸と聖ヨハネ教会堂と見ていきます。
いろいろと明治村を見てきて、このあたりで気がついたのが、「明治村おもしろい!」ということです。結構ボリュームのあるテーマパークで一軒一軒面白いですし、全部をしっかり見て回ろうと思うとぜんぜん時間が足りません。最初は、3時間くらいで見て回れるだろうから、犬山城とかに遊びに行こうと思っていたのですが、すでに3時間過ぎてますが、まだ半分もまわれていないという現実。このあたりでようやく明治村の凄さに気がついて、ちょっと早足で回らないといけないと思い始めました。
12,西郷従道邸
西郷従道は西郷隆盛の弟で、この西郷従道邸はもともと東京上目黒にあったものだそうです。西郷従道は陸軍、海軍、農商務、内務等の大臣を歴任するような維新政府の中枢の人物で、日本にいる外交官との接触も多かったため、和風の本館とは別に洋館を建てて、接客や外交の場として使ったそうです。
青い空に薄い青の建物がとてもきれいな印象でした。建物の中には当時の晩餐会の様子を再現したテーブルが用意してあって、明治の初期の外交官との食事風景のイメージが湧いてきます。
奥には明治新政府の重要人物や明治の文豪たちの等身大パネルがたくさん展示してあって、人がいるのかと思ってびっくりしました。
西郷従道の等身大パネルもあって、推定身長は160cmだそうです。結構小柄だったんですね。
西郷従道邸はきれいな建物で良い写真が撮れました。
13.学習院長官舎
西郷従道邸のとなりには学習院長官舎がありました。
時間がなかったので、さっと見るだけにしました。手前が洋風で、奥が和風の変わった作りの建物でした。
14.聖ヨハネ教会堂
次は、重要文化財にも指定されている「聖ヨハネ教会堂」です。天気がよかったので、とてもきれいに映りました。この聖ヨハネ教会堂は、明治6年(1873年)にキリスト教の禁止令が解かれて、京都の河原町通に建てられたプロテスタント系の教会だそうです。
尖塔の青と壁の白、正面の赤と一階のレンガの茶色の色合いがとてもきれいな建物で、こんな綺麗で色彩豊かな建物が明治時代の日本にもあったのだと関心させられました。
先頭部分の内部は吹き抜けになっていてかなりの開放感があります。また、内壁は真っ白でとてもきれいです。
二階部分は天井の高い教会になっていました。
よく木造でこんな建物を作れたのだと関心します。当時の建築技術もすごかったんですね。
シンプルで大きなステンドグラスもきれいでした。
下から見上げるとかなりの迫力です。
西郷従道邸と、聖ヨハネ教会堂のあたりは西洋色の強い建築でとてもきれいでした。
つづく、、、