我が家で子どもたちに人気の絵本作家「鈴木のりたけ」さんの「ぶららんこ」を紹介します。
いつもの鈴木のりたけさんの絵本のように「こんな〇〇があったら面白いね」という空想と言葉遊びを交えた本になっています。
絵本「ぶららんこ」
基本情報
- タイトル ぶららんこ
- 文 絵 鈴木のりたけ
- PHP研究所
「ぶららんこ」のあらすじ
ある日公園のブランコで女の子が遊んでいたらブタが乗ってきた。
ブランコが一つ増えて「ぶららんこ」。
さらに一つ増えて「ぶらららんこ」と、空想と言葉遊びを楽しみながら話が進んでいきます。
そのうちハチがブランコを運んでくれて、ブランコに乗って空の散歩に出かけていきました。
自由なストーリー
鈴木のりたけさんの絵本の特徴である「思いついたままに自由に話が進んでいく」ストーリーが楽しめます。
公園でブランコに乗っていたらブタが来たり、さらにはブランコごとハチが運んでくれて、ブランコに乗ったまま空を散歩したり。
ブランコで雲の中に入るのはとても気持ちよさそう。
大人向けの話は「起承転結」があったり、脈絡のある話が多いですが、鈴木のりたけさんの絵本はそういうものが全部無くなって、空想の世界が絵本になって話が続いていくような感じです。
子供はもちろん大好きですが、大人でも頭を空っぽにして空想の世界に入りこんで楽しめます。
迫力のある絵
線が丸くて可愛くて愛嬌のあるキャラクターが出てくる鈴木のりたけさんの絵本ですが、時折迫力のある絵を描いてくれて、絵の強弱を楽しめます。
この「ぶららんこ」では、水に入るシーンがあるのですが、水に入ったときと出るときの見開きの絵の迫力と爽快感がすごいです。
何回読んでも爽快感を感じる気持ちの良いシーンです。
ひらがなの勉強にも良い
我が家の5歳の長男はこの本で本読みの練習をしています。
ほぼひらがなで書かれていますし、「しょっぱい」「おちちゃう」「こわれちゃった」「のりたきゃ」などの「ちゃ」「っ」「しょ」などを読む練習になります。
「ぶららんこ」「ぶらららんこ」「ぶうぶう」「ぶん ぶん」「それー」など読んでいて面白い言葉も多いので、子供が飽きずに楽しみながら読むことができています。
小学校に入る前のひらがなを勉強するための本読みに最適だと思います。
最初は、親が読んであげて、つぎは親といっしょに声に出して読む。
慣れてきたら1人で読めばだんだんと読めるようになってきました。