5歳になってだんだんと自分で本を読むのが好きになってきた長男。
そんな長男の最近のお気に入り絵本が「ぼくとばく」です。
文字が入れ替わり、意味が変わることでストーリーが進んでいくのですが、先の展開が読めない面白さがあります。
絵本「ひともじ いれかえ あそび ぼくとばく」
基本情報
- 作 絵 鈴木のりたけ
- 小学館
「ぼくとばく」のあらすじ
1ページ目をめくると「ぼく」と「ばく」が登場。
しかし、次のページでは一文字入れ替わって「ばく」と「ぼく」になっちゃいました。
元に戻るために「ばく」を追いかける「ぼく」。
ばくを追いかけていると何やら変な人が。
「こんぶ おうじ」がいるのですが、次のページではまた一文字入れ替わってしまいます。
「ばすの なか」も「なすの ばか」に入れ替わってしまい、バスの中は大混乱。
一文字入れ替わりながらばくを追いかけるぼく。
最後には無事にばくを捕まえて元に戻ることができました。
文字を認識するきっかけになる絵本
普段普通にしゃべっていても大人なら「絵本」という言葉は「え」「ほ」「ん」という3つの文字が組み合わさってできていると認識できます。
しかし、子供を見ていると音で認識しているので3つの文字がうまく出てこないこともあります。
この絵本では、
- 「ばく」「ぼく」
- 「なっぱ かく」「かっぱ なく」
- 「ことり ひま」「ひとり こま」
などのように一文字変わるだけで意味が違うことを学べます。
「勉強」というと堅苦しい感じになってしまい、子供にも嫌がられますが、こういう絵本で楽しく学べるのは良いですね。
子供が自分から「読みたい」と言って持ってくる絵本です。
鈴木のりたけさんのコミカルなイラストで面白く表現されているので、大人でも楽しめます。
連想ゲームのように進むストーリー
鈴木のりたけさんの絵本の特徴ですが、この絵本も連想ゲームのような感じで、次々にストーリーが展開されていきます。
ばくを追いかけているうちに疲れたから椅子で休んでいると、
「がたっ しゅるるる」
と崖から落ちてしまいました。
しかし、次のページでは
「しゅた がるるる」
と上手に着地ができて助かったけど、ライオンのしっぽを踏んで唸られるという場面になります。
テンポよく話が進むので、子供も飽きずに楽しめます。