東北

【子連れ東北旅2日目】戊辰戦争の激しさを感じることができる「鶴ケ城」に行ってきた

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 会津若松のことは以前はまったく知りませんでしたが、大河ドラマの八重の桜を見たことによって興味が出てきていってみたくなりました。

 実際に来てみると戊辰戦争での戦いがドラマの中ではなく実際にあったことで、登場人物達がここで戦っていたのだと実感することができました。

 

◆鶴ケ城の基本情報

・名称  :史跡若松城跡 鶴ケ城
・住所  :若松城管理事務所
      福島県会津若松市追手町1番1号
・電話番号:0242−27−4005
・開館時間:8:30~17:00(入場~16:30)
・定休日 :無休
・入場料 :茶室麟閣共通券 510円
・HP Blog :http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html

 駐車場は敷地内にあるので、安心して車で行くことができます。多分、周辺にあるコインパーキングより安いと思いますよ。

 

◆ライトアップ

 ちょうどライトアップをしている季節だったので、夜に行ってみました。

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 さくらまつりをやっていましたが、ちょっと時期が過ぎてしまっていて桜は散りかけでした。

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 鶴ケ城は桜色に染まっていてきれいでした。

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 白い壁にピンクの色は合いますが、ちょっと色がきついかも、、、

 

◆戊辰戦争の激しさを物語る

 次の日に、日中もう一度鶴ケ城にいきました。駐車場は西出丸にある砂利の有料駐車場です。

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 全体図はこんな感じで、なかなか広いお城です。

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 とにかく堀が広いのにはびっくりしました。

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 こんなに大きな堀があれば敵が攻めてきても苦戦するだろうという感じです。だから籠城して戦ったのかと思えます。

 天守閣に向かって歩いていくと石垣の堅牢さにも驚きます。鶴ケ城って本当に丈夫な城だったんですね。

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 こちらが天守閣。

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 茶室との共通チケットを購入し、ついに中に入ります。

 館内の展示品は写真が撮れないものがほとんどでした。

 最初に「会津を治めた歴代城主」の紹介で、伊達家や蒲生家、上杉家、松平家に移り変わった歴史が展示されていました。

 お城ってだいたいいろんな城主に変わっていきますが、その中でも「この城はこの人!」という地元で人気の城主がいます。例えば、熊本城なら加藤清正。加藤清正は熊本城を作ったのですが、その後結局移動になって長く居たのは細川家だったのですが、やっぱり加藤清正の方が人気でした。

 「鶴ケ城の城主といえば?」で、自分の中で思いつくのが戊辰戦争のときの「松平容保」だったのですが、地元では天守閣を作って町割りなどの実際のまちづくりをした「蒲生氏郷」も有名みたいです。それまでは「蒲生って誰だろう?」と思っていましたが、調べてみるとかなりすごい戦国武将みたいで、ものすごく出世して織田信長の大のお気に入りだったようです。

 蒲生氏郷の奥さんは織田信長の娘、蒲生氏郷の子供の奥さんは徳川家康の娘というところを踏まえると、どれだけ周りから認められていた武将かがわかります。

 なんでそんな人が会津に来たかというと、秀吉の配下でしたが有能だったため恐れられて、さらに力を認められていたため、自分から遠いところということで会津の地に移動させ、伊達政宗を警戒する役目をおっていたようです。

 人物的には部下にやさしく忠義を貫く素晴らしい人だったみたいです。

 事前に横山光輝のマンガ「伊達政宗」を読んでおくとそのあたりの話がわかり、勉強になります。

 上の階の展示に行くと戊辰戦争や白虎隊などの幕末の歴史の紹介になります。松平容保が京都守護職を命じられてから戦火の渦に巻き込まれていく様子が詳細に解説されていました。

 このときに活躍した人たちの写真が並んでいる展示がありましたが、当時の苦労とその後の活躍を知ると涙が出てきそうでした。八重の桜を見た後だといろんなエピソードが本当にあった話なんだと改めて感じます。

 展望階からは白虎隊が自刃したとう飯盛山を眺めることができます。また、新政府軍が砲撃してきたという山も見ることができました。

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 当時、大砲で打たれたあとの写真もありましたが、それを見ると当時の戦いの激しさがわかります。戊辰戦争で傷ついた天守閣は政府の命令により取り壊されましたが、昭和40年に市民の願いがかない今の形に復元されました。

 天守閣からお土産屋を抜けると復元された南走長屋に行けますが、その途中に大河ドラマで使われた衣装が展示されていました。

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 「あ〜、こういうの着てたな〜」と懐かしい気持ちになります。

 

◆茶室麟閣

 共通券で茶室の「麟閣」も見学できたので行ってみました。

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 この茶室には逸話があり、秀吉の命令で切腹になった千利休の子供を蒲生氏郷がかくまい、千家再興を願い出たことで現在の「裏千家」「表千家」武者小路千家」ができたそうです。ちなみに3つにわかれているのは利休の孫の孫が3人いてそれぞれ流派を作ったからです。

 そしてこの「麟閣」は利休の子供がかくまわれているときにお礼に造ったと伝えられています。

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 こういうのを見るとお茶のことを勉強したくなりますね。

 

◆まとめ

 鶴ケ城にいって気がついたことをまとめると

・駐車場は敷地内にあるので安心
・八重の桜を観ていくと感動が何倍にもなる
・蒲生氏郷を勉強していくとさらに楽しい
・桜の時期がおすすめ

という感じです。

 東北の旅のメインの一つでしたが、期待通りかなり満足しました。 

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