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明治時代の名建築に出会える「明治村」に行ってきた〜その6 シアトル日系福音教会、呉服座

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〜〜明治時代の名建築に出会える「明治村」に行ってきた〜その5 三重県尋常師範学校、芝川又右衛門邸〜〜

の続きです。明治村の楽しさに引き込まれてだんだんと時間がなくなったので早足で、シアトル日系福音教会や小泉八雲避暑の家、呉服座などを見ていきます。

19,シアトル日系福音教会

小奇麗な家があるかと思って覗いてみたら「シアトル日系福音教会」という建物でした。

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これってわざわざシアトルから持ってきたってことですよね。明治時代にアメリカに移民で行った人たちが使っていた教会の建物が海を渡って日本に帰ってくるって、なんだか壮大な話です。

教会の中は吹き抜けのある大きな教会と違って、こじんまりとしている街のホールのような感じです。当時はもしかしたら日系移民が集まるための集会場のような使われ方をしたのではないかと感じさせる作りです。

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20,宇治山田郵便局

昔の郵便局です。中に入ると天井の高さに驚きます。なんとなく郵便局というより銀行っぽい感じがする建物でした。建物の中には昔のポストが展示されていて、懐かしい赤い丸ポストや

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木造のポストもありました。

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21,小泉八雲避暑の家

怪談話で有名な小泉八雲の避暑用の家が駄菓子屋になっていました。

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ちょうど小腹が空いていたのでおやつがてら駄菓子を購入しました。土間の広い昔ながらの商売屋って感じの建物でしたが、ここが小泉八雲の避暑地だったんですね。

 

22,呉服座

現在は重要文化財になっている「呉服座」です。

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こちらは、もともと現在の大阪府池田市西本町にあった芝居小屋で、地方巡業の歌舞伎や、落語、浪曲、講談、漫才など、さらに立憲政治や社会主義の演説に使うなど、現在のマスコミ的な使われ方もしていたそうです。

入り口を入ると往年のスターたちの写真が飾ってありましたが、名前を聞いたことがあるくらいで、顔は初めて見る人ばかりです。

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呉服座は定期的に行われる係の人の案内がないと中に入れないようで、ちょっと待って係の人と一緒に中に入りました。

中に入ってみると割りと狭いです。昔はこんな狭いところで芝居を見ていたのかと思ったのですが、これにはわけがあるそうで、芝居をただで覗き見しようとする人がいるので、昔はカーテンを閉めて上演し、照明も暗かったのであまり広くなると芝居が見えなかったそうです。歌舞伎で顔を白く塗るのも同じような理由で、歌舞伎の表情が大げさなのもそういった理由だと聞いたことがあります。

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現在では照明が付いているので明るくてきれいにみえます。DSC 1364

舞台手前の席に、両側の通路の横にも席があり、更に両側や後ろには2階席までありました。

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舞台には地下があって、公演する演目によっては舞台を回して背景を変えたりするのですが、その作業をする場所は「奈落」と呼ばれるところがるのですが、その地下の「奈落」まで見せてもらえました。

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呉服座はなかなか見れない昔の芝居小屋を説明付きで案内してくれるので、ぜひとも言ったほうが良いと思います。

 

つづく、、、

明治時代の名建築に出会える「明治村」に行ってきた〜その7 聖ザビエル天主堂、菊の世酒造

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