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武田信玄ファンなら一度は訪れるべき、信玄の墓がある菩提寺「恵林寺」

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武田信玄のお墓はいくつかありますが、その1つがあるのがこの「恵林寺」です。恵林寺は武田信玄の葬儀を武田勝頼が喪主で行われた場所でもあり、お寺の再興には信玄が深く関わったと言われているゆかりのお寺です。

 

1.恵林寺は山梨県の塩山にある

恵林寺は山梨県の塩山(えんざん)というところにあります。電車で行く場合は中央線の塩山駅で降りてタクシーに乗り換え7分くらいで到着です。

車で行く場合は、

・恵林寺

・山梨県甲州市塩山小屋敷2289

・0553−33−3011

をナビに入力すれば着くと思います。

 

2.恵林寺と武田信玄の関係

恵林寺は武田信玄の菩提寺です。菩提寺とは位牌がおさめられているお寺のことです。

武田信玄の墓と言われるものは9ヶ所あります。

恵林寺は武田信玄が住職を招いて、寺領を寄進して再興しました。武田信玄の亡き後は、3年間死を隠したのち、跡継ぎの武田勝頼を喪主として信玄の葬儀が行われました。

 

3.恵林寺へ

参道の前に駐車場が数台ありますが、参道を進んだところにも数台駐車場があります。

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参道には立派な門が建っています。

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立派な参道がお寺の格式の高さを伝えています。

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参道を抜けると今度は赤い鳥居の茅葺屋根の門がありました。この門の手前の道を奥に進んだところにも駐車場があります。

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この赤門を抜けると左右に池がある庭園の中を通る道があり、庭園を抜けると3つ目の門「山門」が出てきます。

 

4.恵林寺の山門について

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山門は一番立派な作りで、左右の柱にはそれぞれ

「安禅必ずしも山水を須いず、

心頭を滅却すれば火も自ら涼し」

という文字が張られていました。

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これは、武田信玄が亡くなったのち、織田信長軍に攻められ滅亡した武田家の家臣が恵林寺に逃げ込んだため、信長の家来が寺に火を放って焼き討ちにしたときに住職が言った言葉だそうです。

結局、その焼き討ちの数ヶ月後に織田信長は本能寺の変で殺されてしまうので、運命なんてわからないものですね。

武田家がいなくなったあとの土地を川尻秀隆という人がおさめていたのですが、信長が殺されたことによって、武田の旧臣たちが一揆を起こして川尻秀隆は殺され、領地は一時期領主不在となり、その後、混乱じている時期に明智光秀を討つタイミングを逃した徳川家康が自分の領地にしてしまいました。

こういうところはさすが徳川家康ですね。

寺内の地図がありました。

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山門の奥にはお堂がありますが、本堂はこの裏くらいのところにあります。

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この右手に宝物館があるので、先に宝物館に行ってみました。

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料金は大人1人500円です。チケット売り場のカウンターのところに白いネコがのんびりとひなたぼっこをしていました。

宝物館の中は写真撮影禁止ですので、写真はありません。

宝物館の中は武田氏に関する資料が展示してありましたが、これと言ってすごい物はなかったです。途中でオジサンが出てきていろいろと説明してくれました。

話はなかなかおもしろかったのですが、聞いているうちに時間がどんどん過ぎてしまい、時間がなくなって結局、本堂に行く時間がなくなってしまいましたが、それでも武田氏について良い勉強になりました。

 

武田信玄ファンなら一度は訪れた方が良いお寺です。

by カエレバ

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