海中道路にドライブに来たのですが、道の駅で調度お腹がすいてきました。しかし、なんかここまで来て道の駅でご飯を食べるのももったいないと思い調べてみると、海中道路を渡って、平安座島から浜比嘉大橋で浜比嘉島へ渡ると沖縄の家庭料理が食べられる「てぃーらぶい」という古民家食堂があるそうなので、そちらへ行くことにしました。
1.てぃーらぶいへのアクセス
細かい場所はよくわからなかったのですが、とりあえず行ってみることにしました。
住所:沖縄県うるま市勝連浜56
電話番号:098-977-7688
海中道路を渡ってまずは平安座島へ向かいます。
平安座島から今度は浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島に向かいます。浜比嘉島に着くとすぐにT字路にぶつかるので、右に曲がります。ここからは左側をよく見ていると「てぃーらぶい」と書かれた看板があるので、見落とさないように走ってください。
狭い路地に入っていくと駐車場があるので、そこで車を停めて30mくらい歩きます。
看板に沿って歩いて行くと普通の町並みの中にてぃーらぶいがありました。外観は普通の家なので、間違えてしまいそうです。
このあたりの家の特徴なのか、家の敷地は高い塀で囲まれていて、入り口を入るとすぐに壁があり、その壁を迂回して敷地に入ります。家を高い塀で囲むのは風よけでしょうか?
敷地の中は本当に普通の家のような感じなので、恐る恐る中に入っていくと、店の人が出てきてくれて、案内してくれました。
中はなんとなく昔なつかしい感じの家です。本土の家とほとんど変わらないような気がしますが、窓が多いと思いました。
仏壇のような神棚のようなものが。先祖を祀っているんでしょう。
部屋の中からは庭が見えて、なんだか友達の家に遊びに来たような雰囲気になれます。
大きな葉っぱに紙を貼り付けてメニューにしています。
メニューにちょいちょい書かれている沖縄の方言が良いですね。
「はっさ、いっぱい食べんと大きくならんよー!」
「おちゅーは何がいいねぇー」
「おかずもあるさー」
なんか手書きで書かれているので、沖縄のおばちゃんが言っているのを想像できて、ほっこりしてしまいました。
ご飯系は「浜のてぃーらぶい定食」1,100円で、2つの汁から1つを選んで、2つのおかずから1つを選びます。この日の汁は、「大根と鶏肉の汁」か「豚モツの吸い物」で、おかずは「すーちかー(豚バラの塩漬け)と季節野菜のあんだんす(油味噌)炒め」か「今日のチャンプルー」でした。
裏には一品料理とデザートメニューがありました。
「浜のてぃーらぶい定食」で「豚モツの吸い物」と「すーちかーと季節野菜のあんだんす炒め」を選び、「じゃんざい」と「浜の料理名人 初ちゃんとセッちゃんのナーントゥ(沖縄蒸し餅)」を頼みました。
「浜のてぃーらぶい定食」は結構盛りだくさんでした。
「豚モツの吸い物」はモツが柔らかくて食べやすかったですし、意外とあっさりとした味でした。
「すーちかーと季節野菜のあんだんす」は甘い味噌で炒めた炒めもので、味が濃くてご飯がすすみます。汁物があっさりしているので、バランスが調度良いです。
もずくとそうめんを絡めたもずくそうめんもさっぱりしていて美味しかったです。
小さな揚げ物がついていたので、沖縄名物のドーナツに似た「さーたーあんだぎー」かと思って食べましたが、どうやら違うようです。中はふわふわで外はさくっとしていて、外に少し塩味がついていました。店員さんに聞くとこれはじーまみー豆腐を揚げたもののようです。
じーまみー豆腐はピーナッツから作られた豆腐だそうですが、結構いろんなところで出てきます。バニラアイスと黒蜜ときなこと一緒に食べてデザートにしたり、タレをかけてそのまま食べたり。じーまみー豆腐はいろんなバリエーションで楽しめるんですね。
デザートの1つ目は「じゃんざい」です。見た目は普通のシロップ無しのかき氷のようです。
しかし、底にあんこと白玉団子と豆が入っていて混ぜて食べると美味しいです。
最後は「浜の料理名人 初ちゃんとセッちゃんのナーントゥ(沖縄蒸し餅)」です。
なんとなく見た目はういろうや羊羹に似ていますが、ういろうよりは固く、羊羹よりは柔らかくて、ういろうや羊羹よりも甘くないさっぱりした蒸し餅でした。
食後は少しだけ畳の上でゴロンとしてゆっくりしました。帰りにはお土産もくれました。
袋の中には黒糖のお菓子が3つ入っていました。もちろんこれも美味しいです!
海中道路まで来たら、ぜひもう少し頑張って浜比嘉島のてぃーらぶいでご飯を食べて見てください。ちなみに、「てぃーらぶい」とは「ひなたぼっこ」という意味だそうです。確かにひなたぼっこが出来そうなのんびりとした古民家の食堂でした。道が狭いので運転には注意してください。
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