最近はだいぶ改善されてきましたが、一時期デフレで価格競争が激化していました。特に牛丼チェーン店では10円でも他社より安くすることにこだわっていました。
しかし、本当に価格を下げることは、売上を上げて会社の利益を上げることに繋がるのでしょうか?
・価格はモノを買う指標の1つ
価格はモノを買うときの指標の1つに過ぎません。人はモノを買うときに、価格、製品の質、形、産地などのたくさんの情報を元にして購入します。そのため、低価格が全てではなく、全てを総合して判断した結果人は購入します。
・安い野菜は買う?
例えば、1個10円の中国産のキャベツと、1個100円の国産のキャベツが売られているとします。キャベツ1個100円は普通の価格で、10円はものすごい安いです。
しかし、10円ってなんだか怖くないですか?
しかも中国産。
自分なら一応手にとって見たりして、多分最終的には100円の国産のキャベツを買うと思います。安易に価格競争だけをしても負けることもあるのです。
・価格には理由がある
価格にはそれ相応の理由があります。1個10円の中国産のキャベツなら、それなりの理由があって安くなっています。もしかしたら、中国でキャベツが豊作すぎて安くなってしまい、投げ売り状態なのかもしれないですが、農薬を使いすぎて中国で売れなかったモノが、輸入されて投げ売りされているのかもしれないです。
・高いならその説明が必要
逆に高くても、その説明があれば売れるということもあります。有機栽培で顔が見える農家の人が手間暇かけて作って、大量に作れないから高いけど、その分子どもが食べても安全ということであれば、それなりに需要はあります。
単なる価格競争に陥ってしまうと負けますが、需要に対してきちんとした説明をした上で販売すれば、わかってくれる人は購入してくれます。
その説明が足りないと価格競争に陥るのです。
・ネットは説明ができる
もし、店頭販売で説明を聞いてもらおうと思うと、歩いている人に足を停めてもらって、時間をとってもらって、逃がさないように説明をしないといけません。
しかし、ネットの場合なら、説明する人間はいらず、きちんと作りこんだページが1枚あるだけで良いのです。自分の代わりにサイトが説明してくれます。
ここがネットでモノを売るときに有利なポイントですね。