久しぶりに「るろうに剣心」を読みました。15年以上前にワクワクして呼んでいたるろうに剣心も途中で読むのをやめてしまい、10年前くらいに全巻読んで、そして、最近テレビで映画が放送されて、また読みたくなって読みました。
意外と忘れていたことも多かったのだと気付かされました。
ストーリーを結構忘れていました。鵜堂刃衛との闘いは結構すぐだと思っていたのですが、意外とその間に細かいストーリーが入っていたんですね。志々雄真実のところも、最初は船で東京に行こうとしていたという話を忘れていたので、読み返してみると「あ〜そういうことだったんだ」と思うところが結構ありました。
読み返してみると当時は感じなかったストーリーのあらというか、なんかスッキリしないところもたくさんあります。
一番ツッコミたいところは弥彦の存在です。さすがに竹刀で10本刀の一人に勝っちゃだめでしょうと言いたいです。しかも、まだ小学生くらいなのに。せめて、中学生くらいで、木刀でも持たせてあげればわかるのですが。
キャラクターは当時は気がついてなかったですが、アメコミっぽいですね。コミックスの中で作者も白状していました。もう少し和風の雰囲気のキャラクターが出てくれば面白かったのですが。
全体を読むとやっぱり志々雄真実のところの話が一番面白いですね。まあ、飛天御剣流の奥義を授かっちゃった時点で剣心のパワーアップは難しくなるので、次のストーリーは難しくなるのですが、志々雄真実というキャラクターのかっこ良さも、あのあたりのストーリーに魅力を感じる要素だと思います。
あと、久しぶりに感じたのが「斎藤一つよすぎ」ということです。昔はもう少し苦戦しているような気がしていましたが、今読むと「無敵」というくらい苦戦してないですね。最後の闘いでも強すぎましたし、10本刀との闘いでも強すぎです。剣心との闘い見てみたかったですが、実現させると話のまとめ方が難しそう。
確か、来年に新作の映画が公開されるというので、かなり楽しみです。志々雄真実の必殺技がどんな風に表現されてくるのか今からワクワクしています。
和月伸宏 集英社 2010-11-01
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