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京都旅行.6 竜安寺は早朝に行くと世界遺産の枯山水の石庭を貸し切りできるのでのおすすめ

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京都旅行一日目の予定は、本当なら「鈴虫寺」「竜安寺」「二条城」でしたが、結局嵐山の渋滞と鈴虫寺の思わぬ人気っぷりで「鈴虫寺」にしかいけなかったので、二日目は挽回しようと思い、朝はやくから行動しましたが、結果的にかなり良い観光が出来ました。

 

・チェックアウトは朝7時前

宿泊は烏丸御池駅の近くの「ハートンホテル京都」に泊まりました。朝早くから行動する予定だったので、6時に起きて6時半過ぎにはチェックアウトをしました。

外は、やっと明るくなってきたくらいですが、ほとんど人がいません。11月中旬の京都の朝は寒く、息が白くなりました。

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セブンイレブンに寄って朝ごはんを買って、烏丸御池のバス停に向かいます。こういうときにいつでも営業しているコンビニのありがたさがわかりますね。

烏丸御池のバス停は、京都国際マンガミュージアムの真ん前にありました。京都国際マンガミュージアムはまだ朝早いので開いていませんでしたが、建物に中にうっすらと大きな手塚治虫の「火の鳥」のオブジェが見えます。時間があれば寄りたいですが、なんとなく「でっかい漫画喫茶」なのかと思うと優先順位は低くなってしまいました。

7時4分の「立命館大学行き」のバスに乗りました。今日は、一日移動が多そうなので、バスの一日乗り放題チケットを500円で運転手さんから買いました。これがあると、バスの乗車でいちいち小銭を探さなくていいから楽です。

バスは朝早いので道が空いているからなのか、予定より早く7時半くらいには立命館大学前に到着しました。

そこから10分くらい歩いて「竜安寺」に到着しました。

 

・竜安寺は8時からだけど、こっそり中に入れる?

駐車場は朝早いので、まだ一台も停まっていませんでした。

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それもそのはず。竜安寺は8時からなのですが、このとき7時45分です。お土産屋や休憩所が並ぶ通りも人がいなくて静かです。

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もちろん入り口の門も閉まっています。

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まあ、あと15分くらいならということで、門の前でぶらぶらしていると、大きな門の左手に小さな勝手口があって、そこをいろんな人が出たり入ったりしていました。

不思議そうに眺めていたら、1人のおばあさんが話しかけてくれて、

「本当は8時から空くのだけど、地元の人は横の扉から勝手に入って散歩しているんだよ。」

と、教えてくれました。中の石庭はお金を払わないと見られないらしいですが、庭は自由に入れるそうです。開いてるから入っちゃえばと言われたので、横から入ろうとしたら、係の人が申し訳なさそうに、

「地元の人は自由に出入りしてもらってるんですけど、観光の方は別なんです。しかし、朝早く来てもらったから先に入れるようにします。」

と、8時になっていないのに、チケットを売ってくれて入らせてくれました。ありがたい。

 

・早朝の竜安寺は貸切状態

さすがに誰もいません。貸切状態でとても気持ちが良いです。紅葉はまだ半分くらいでしたが、緑と黄色と赤の色が混ざってきれいです。

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そういえば、ガイドブックに池の真ん中にある島に「真田幸村」の墓があると書いてあったのですが、行ってみましたが何もありませんでした。

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鳥居があったので、とりあえずお参りをしました。

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静かな庭に生えている苔がとてもきれいでした。

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・竜安寺とは

竜安寺は石庭で有名なお寺ですが、意外と知らないことが多く調べてみました。

竜安寺はりょうあんじと読み、ガイドブックでは竜の漢字が使われていますが、現地でもらったガイドブックには龍の漢字が使われていました。なぜでしょうか?

竜安寺は徳大寺家の別荘だったものを、宝徳2年(1450年)に管領の細川勝元が譲り受けて寺の土地とし、妙心寺の義天玄承を開山として創建されたものです。

しかし、応仁の乱に消失して明応8年(1499年)に細川勝元の子供の細川政元が再興したが、寛政9年(1797年)に火災で方丈、仏殿、開山堂などを失いました。現在の方丈は、そのとき西源院の方丈を移築したものです。

ちなみに、「方丈(ほうじょう)」とはお寺の住職が住む場所や、仏像などを安置する本堂の役割を持った建物のことを言います。

竜安寺の方丈の前にある枯山水の石庭が有名な庭です。枯山水とは水のない庭のことで、石や砂で山や水の風景を表現する庭園様式で、室町時代の禅宗のお寺で特に用いられて発達しました。そのなかでも、この竜安寺の石庭は世界的にも有名です。

竜安寺は「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。

 

・竜安寺の石庭

順路に沿って歩いて行くと石段があります。

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石段を超えると、大きな建物があり、ここでチケットを見せて中に入ります。

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朝早かったので一番乗りでした。

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建物の中には、目の不自由な人が石庭を楽しめるように、触れるミニチュアの石庭がありましたが、目の不自由な人以外は触らないでくださいと注意がされていました。

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ここで、やっと楽しみにしていた竜安寺の枯山水の石庭と対面です。

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普段は人でごった返す場所だと思いますが、朝一番に来たので完全に貸し切りでした。世界的に有名な世界遺産の枯山水の庭を貸し切りにできるなんて最高です。

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せっかくなので、縁側に座ってゆったりとした時間を楽しみました。

この石庭は、東西25メートル、南北10メートルの空間に白い小さな石を敷き詰めて15個の石を配置した造りになっています。この石庭の意味や解釈は謎に包まれていて、見る人が自由に解釈をすれば良いそうです。

石庭を囲む壁には菜種油を混ぜた土が使われていて、油の変化による独特の風合いも楽しめます。

 

・竜安寺のつくばい

じっくりと庭を楽しんだあとは、建物の裏側に周り、有名な「つくばい」を見に行きます。つくばいとは、日本庭園の小物の1つで茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に石を置いて、おしゃれにしたものです。

特に、この竜安寺のつくばいは有名で、あの水戸黄門で有名な「水戸光圀」が寄進したと言われています。このつくばいはなかなかおもしろくて、真ん中の「口」を中心にして4つの漢字「吾」「唯」「足」「知」が書かれています。

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どの字にも「口」が使われていて、その「口」の部分を真ん中に配置した遊び心のある造りになっています。ここに書かれている意味は「吾唯足るを知る」という意味で、人生求めるばかりではなく、現在の状況で満足し、自分が満ち足りていることの幸せを感じるという禅の格言です。

方丈の裏の紅葉も少しずつ始まっていて、きれいでした。

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このあとは、建物を出て池の周りを散歩して帰りました。柿がなっていて秋を感じさせてくれました。

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竜安寺は朝早く来て本当によかったと思いました。京都はどこに行っても人が多いのですが、朝早い時間は観光客が少なくておすすめです。これから京都に行くときは早朝の時間を狙っていきたいですね。

by カエレバ

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