テレビを見ていたら「医薬品のネット販売」についてのニュースを放送していました。ニュースの内容としては、「医薬品のネット販売については賛否両論!」という形の話でした。
ニュースを見ていると賛成派は、
「家で薬が買えるのは楽になってうれしい」
とか
「田舎で薬がなかなか手に入らない人は助かる」
などのインタビューが放送されていて、内容的にも理解できるものでした。
しかし、反対派の意見として、巣鴨にインタビューに行きその辺のおばあちゃんに、
「インターネットはやったことがないからわからない」
「インターネットで薬が買えるようになっても買い方がわからない」
という、「わからない」という意見しかなかったのですが、そのインタビューを使って「反対派」と呼んでいました。
反対派のインタビューなら「医薬品のネット販売はリスクがうまく説明できない」などのちゃんとした意見を使うべきだと思いますが、適当におばあちゃんたちにインタビューして「わからない」などの話を反対意見として使うのはどうかと思います。
最初から「賛成派」VS「反対派」という構図のもとに番組を作ろうとしたので、こういった形になったと思うのですが、さすがに不自然でした。
最近のテレビは視聴者をばかにしているような気がします。あれぐらい見ている人は気がつくと思うのですが。
ちゃんと筋書きがあるのであれば、納得できるインタビューを取ってくるべきだし、もし納得できるインタビューがなければ結論を変えるべきだと思うのです。
なんとなくの番組作りが多くなれば、視聴も離れて当然でしょう。