東北の旅1日目の最後の観光地は白虎隊のお墓がある「飯盛山」です。
以前のNHKの大河ドラマ「八重の桜」でも白虎隊のエピソードがあり、それ以来、白虎隊の最後の場所である飯盛山には来たいと思っていたので、ついに念願がかないました。
白虎隊の墓がある飯盛山は会津若松駅から車で5分くらいです。
近くの駐車場に停めたらそこはお土産屋の駐車場で、お墓の近くにあるお土産屋で何か買えば無料になるということでした。
駐車場から信号を渡ってすぐのところが入り口です。
飯盛山というだけあって、いきなりの階段。
そりゃ山ですから当たり前ですよね。子供を抱っこして登るのはちょっとつらいなと思っていたら隣に有料のエスカレーターがありました。
いつもはこういうものを一切利用しない、むしろ雰囲気を壊して観光地化しているため嫌っているくらいですが、さすがに一日の最後に子供を抱えてどれくらい続くかわからない階段を登るのはちょっとしんどそうなので、ついついお金を払って乗ってしまいました。
ちなみに料金はおとな1人250円。
後で気がついたのですが、奥さんに子供をまかせてエスカレーターに乗ってもらい、自分は歩けば一人分の料金ですんだのに、、、と。
しかし、なんだかんだ言っても乗ってみたらかなり快適でした。
そして、あっという間に白虎隊のお墓があるところまで到着です。
白虎隊のお墓は夕方暗くなり始めたにもかかわらず多くの観光客がお参りしていました。それだけみんな白虎隊の悲劇を悲しんでいるんですね。
お墓の横には藩主の松平容保の石碑がたっていました。
イタリアから送られたというポンペイの遺跡にあった柱まであり、白虎隊の話は世界でも多くの人の心を動かしたということがわかります。
お墓からよこに山の中を歩く道があり、その道は白虎隊が自刃した場所へと続いています。
ちょっとだけ上ってその後、階段を降りた場所が自刃の場所です。
遠くに会津若松城が見えますが、ここから町が焼かれた煙を見て敵と戦うかここで自刃するかという議論をし、敵に捕まって恥をさらすくらいなら武士らしく自害すると言って16,17歳の青年たちが自刃しました。
今の価値観ではちょっと難しいですが、当時は敵に捕まるのが恥であり、捕まるくらいなら死ぬという武士の心があったと思うのですが、それを16,17歳の子供たちが実行したというのはあまりにもすごいです。現代からは考えられないくらい「恥」という概念が強かったのですね。
お墓を後にして山を下るのですが、最初は階段ですぐに帰ろうかと思いましたが、ゆったり歩いて帰る坂道があるというので、そちらから帰ることにしたら、さざえ堂という見たかった建物がありました。階段から帰らなくてよかった〜。
これは、二重らせんになっている建物で、同じ道を通らずに上に上って下まで降りることができる作りになっています。
木造では大変珍しい建物です。
入ろうかと思いましたが、拝観料がかかるということで辞めました。まあ、この建物を保存、維持していくのには必要だろうと思います。
その先には神社と水路があります。
水路にはたくさんの水が流れていました。
水が流れてくる先を見ると穴があいてます。
実はこの穴は猪苗代湖から水を引いている穴ですが、ここから白虎隊が逃げてきたそうです。
こんな狭い穴を通って人が泳いで逃げてこれるものなのかと思うほど狭い穴です。
ここから少し下げると最初のエスカレーターがある入口にでます。
ついに、白虎隊の最後の場所を見てお墓にお参りすることができました。大勢の人がここを訪れる気持ちgあなんとなくわかりました。