日本には5つ国宝に指定されている城がありますが、彦根城はその中の一つでいつか行きたいと思っていたので、今回の滋賀の旅で行ってきました。
立派な堀が残っている城で行く価値ありのお城です。
◆彦根城とは
彦根城は滋賀県にあるお城です。彦根城は徳川四天王の1人であった井伊家が代々城主だった城で、幕末の桜田門外の変で暗殺された大老井伊直弼が城主でもあったお城です。
日本には「松本城」「姫路城」「犬山城」最近追加された「松江城」、そして「彦根城」が国宝に指定されているお城です。
◆広い
国宝の城をすべてめぐるのが最近の旅行の目的の一つで、彦根城に行けばあとは松本城だけになります。というわけで今回彦根城に来たわけですが、、、広い。
彦根城は広い堀が今でも残っていて、敷地がとても広い。堀の内側にも駐車場があるのですが便利なところはやっぱり満車。というわけで少し離れた「京橋口駐車場」というところに車を停めました。
広くて比較的空いていて安いし、城や昔の町並みが残っている通り「夢京橋キャッスルロード」にも近くておすすめです。
ここに車を停めて城に向かって歩いていきました。
城の全体図はこんな感じ。
共通チケットを購入すれば天守閣の他に博物館も見学することができます。
◆博物館がなかなか面白い
天守閣に行く前に博物館に行ってきました。ここでは子ども用にベビーカーの無料貸し出しをしてくれていたので助かりました。ただ、このときはものすごく子供の機嫌が悪かったので、結局夫婦で交代で見学しました。
ちょうど井伊直弼生誕200年ということで、井伊直弼関係の展示が多くありました。直筆の手紙から井伊直弼の考えを読み解くというコーナーでは、ドラマでは必ずと言って良いほど悪者に書かれる井伊直弼が実は日本のこと、幕府のことを考えて、今は外国と戦争しても勝てないからまずは条約を結んで力をつける必要があると考えていたなどの国を思って行動していたことがわかりました。あの時代はそれぞれいろんな意思があったけど、国を思う気持ちはいっしょだったのですね。
その他には井伊の赤備えで有名な井伊家の鎧の展示もあり、感動しました。
以前、江戸東京博物館で開催されていた「大関ヶ原展」で観て以来なのでひさしぶりです。「井伊の赤備え」とは元々武田信玄がバラバラだった鎧具足を赤で統一して精鋭部隊をつくったのが始まりで、武田家が滅亡してからその配下を多く召抱えた徳川家康が井伊直政に引き継いだものです。
その他にも茶道にも造詣が深かった井伊直弼所蔵の茶器の展示などもあり面白かったです。
◆天守閣
博物館のあとは天守閣へ。
昔の城のままなので、階段は奥行きや高さがバラバラで敵が攻めてきたときに攻めにくいようにされていて、観光には上りにくくて大変です。うちの奥さんは階段を降りるときに子供を抱っこしたまま転んで怪我をしてしまったので注意してください。
階段を登ると橋がありました。これは敵が攻めてきたときに燃やして橋を落として追ってこれないようにするためにあるそうです。
こちらは左右対称になっている「天秤櫓」。
天秤櫓のなかでは井伊直弼の特別展示をやっていて、井伊直弼の生涯を紹介する3Dシアターもありました。
さらに進みやっとい本丸に。階段がきついのでベビーカーは絶対に辞めたほうが良いです。天守閣は昔の木造のままなので階段が急で危ないため大勢が入ることができず、行列になっていました。
登り降りが大変ですし、何より中が混雑しているので子供は連れて行かないほうが良いと思って夫婦で交代で見学したのですが、正解でした。
天守閣の内部は結構あっさりした造りです。
一番上からは琵琶湖を望む素晴らしい景色を眺めることができます。
天守閣と博物館のほかに茶室や庭園などもありましたが、夏の暑さで疲れてしまい城から出てお土産屋に向かいました。
◆夢京橋キャッスルロード
彦根城の前には昔の町並みが保存されている「夢京橋キャッスルロード」というところがあります。
通りの両側にお店が立ち並んでいてお土産やごはん処などがり歩いていて楽しいところです。
彦根城周辺はいろいろと見るものが多く、じっくり観るなら丸一日かかりそうでした。