日本三景松島は海の景色はいうことなくきれいですが、まさか陸にこんなきれいな景色があったのかと思わせたのがこの「円通院」でした。
松島の観光スポットからすぐの場所にあるので、合わせて立ち寄るといろいろと面白い場所だと思います。
円通院は松島の海岸から少し入ったところにあります。
円通院は小堀遠州が造ったと言われる庭と伊達政宗の孫の霊廟が有名です。ちなみに小堀遠州は京都の竜安寺の枯山水の庭を作るなど多くの作品を残した芸術家の武将です。
入館料を払って中に入るとさっそくきれいな石畳。
そしてその横にはきれいな枯山水の庭園が。
写真ではすごさの5%くらいしか伝わらないと思うのですが、とにかくきれいな庭でここでずっと眺めていたいと思えるほどでした。
この枯山水の庭は松島を表しているそうで、正面から見た時に見えるいくつかの石は松島の島を表しています。
さらに先に進むとちょっと雰囲気が変わってきます。
石畳の横には伊達家の家紋である「九曜紋」のデザインの石が埋まっていました。
その先には国指定重要文化財である「三彗殿」があります。
ここは文武に秀でて将来を有望されてたが、19歳という若さで亡くなった伊達政宗の孫の「伊達光宗」の霊廟となっています。
中には金や様々な模様に彩られた小さな御殿のような建物があり、ものすごい美しさでした。
うまく写真では伝わらないと思いますが、かなりの豪華さであることがわかります。
その先に進むと洞窟があり、お墓が安置されていたりします。
この辺りはハチがいたので、小さな子供を連れて行くときには注意したほうが良さそうです。
さらに先に進むとバラの庭が。
そして数珠作りが体験できる円通院の本堂があります。
とにかく円通院の中はきれいに整備されていて、特に最初の枯山水の庭と三慧殿はおすすめです。
時間をとってゆっくり観賞するのがおすすめです。