書評(本)

「読書はアウトプットが99% 藤井孝一」の書評と感想

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 ぼくは昔から読書が好きで、小説、ビジネス書、エッセイ、などいろいろなジャンルの本を読んでいるのですが、以前から懸念していたのが「本当に身になっているのか?」というところでした。

 読むには読むのですが、後で見ても本の内容を忘れてしまっていたり、本当にこれ読んだことあるのか?などと思う本もあったりして、ただたくさん読んだだけでは身になっていないということがわかりました。

 そんなことを思ったいたところ見つけた本がこの「読書はアウトプットが99% 藤井孝一」です。読書の方法から本の選び方、アウトプットの方法など自分の読書スタイルを変えてくれるような内容のことが書かれていて大変勉強になりました。

 

◆著書、本の概要

 著書は経営コンサルタントで株式会社アンテレクトの代表取締役でもあります。ビジネス書の愛読書で読んだ本の要約と書評を書いたメールマガジン「ビジネス選書&サマリー」を毎日発刊していて5万人以上の読者がいます。

 会社を辞めずにお金をかけずに、低リスクで起業する「週末起業」を提唱した人でもあります。

 この本では、本の選び方、読む順番、本の読み方などから始まり、アウトプットとして本の内容を「話す」「書く」「実践する」という方法を推奨しています。本にメモを書いたり線を引いたりして読む方法や読んだ本をA41ページにまとめる読書メモの書き方など、1人ですぐに実践できる内容が多いのですぐにアウトプットを始められます。

 本の読み方、選び方で参考になったのは「メモ」と「多読」です。本を汚して気になったところに線を引いたりメモを書いたりし、必要ないところや他の本で読んで知っている情報、または自分に必要ない情報を読み飛ばすことで効率よく自分に必要な情報を集めて実になる読書ができるそうです。

 この本を読んでさっそく本に線を引いてメモをし、読後には読書メモを書いて書評をまとめるようにしました。

 

◆本の産まれた背景と気付き

 著者は就職したときにすでに独立することを考えていて、たくさんの本を読んでいたのですが、昼はサラリーマンをしているため自分の時間が限られている中でできるだけ効率よく実になる読書を試行錯誤していました。そして、その中で産まれた読書法をこの本にまとめてくれています。

 著者の藤井さんはある本を読んで「何事も3週間実践する」ということで人生が変わると書かれていて、そのとおりにして何事もまずは3週間やってみることにしたそうです。そして、この本では読書後の「実践」の大切さを説いています。

 藤井さんが言っていたとおりに読書後に読書メモを作るようにしたら一度読んだだけでは忘れていたことが頭に残るようになりましたし、内容についてもメモを見ただけでパッと思い出せるようになりました。こうやって著者自身も読書を通じて成長していたのだと実感できました。

 

◆こんな人におすすめ

 とにかくたくさん本を読んでいるけど、実際に本の内容が頭に残らない、本を見ても内容が思い出せないという人にはおすすめの本です。一冊の本をちゃんと自分の実になるようにできる本です。

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